THE BEATNIKS「EXITENTIALIST A XIE XIE」。
2018年 05月 26日 (土) 08:34 | 編集
さて、久々の…超が付くほどに久々の音楽ネタです。ていうかそもそもウチのブログ、タイトルに「音」てあるのに最近音楽ネタがあまりに少なすぎますよね…と自問自答(汗

と言うわけで、5月9日に発売された、THE BEATNIKSの新譜のレビューです。

THE BEATNIKSは我が敬愛する高橋幸宏さんと、鈴木慶一さんの2人のユニット。1981年に結成してからこれまで、不定期、断続的な活動が続いていますね。


「EXITENTIALIST A XIE XIE」

EXITENTIALIST-A-XIE-XIE_s

1.Creuscular Rays
2.I've Been Waiting For You
3.鼻持ちならないブルーのスカーフ、グレーの腕章
4.Brocken Spectre
5.ほどよい大きさの漁師の島
6.Softly-Softly
7.BEAT印のDOUBLE BUBBLE
8.Unfinished Love -Full of Scratches-
9.Speckled Bandages
10.シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・Ya・Ya・Ya


THE BEATNIKSとしては実に約7年ぶり位のアルバムになりますね。

ちなみに全10曲で収録時間は40分強ほど。


まずアルバムの最初を飾る1曲目「Creuscular Rays」はインストゥルメンタルの曲で、ちょっと実験テクノと言うか音響っぽい様な雰囲気も漂わせています。この辺りがこのユニットが単なるロック・バンドとも言い切れない所以かと思います。

この曲、個人的には幸宏さんのここ数年の作品、スケッチショウなども経た音の影響も出ているのかなぁと感じました。


続く2曲目「I've Been Waiting For You」はニール・ヤングのカヴァーなのですが、これがめちゃめちゃにかっこいい!! シンプルでストレートな、でも大人の雰囲気を漂わせたロック。個人的にはこのアルバム中最も好きかもしれません。

サビのアルペジオも渋いし途中のサックスソロもまた渋い。これぞまさに大人のためのロックンロール!!

それにしてもニール・ヤングの曲って、幸宏さんがソロ・アルバムでもしばしばカヴァーされていますけど、幸宏さんのボーカルと妙に親和性が高いように感じます。


そして3曲目「鼻持ちならないブルーのスカーフ、グレーの腕章」。恐らくこのアルバム中一番の問題曲でしょうか。曲調自体は決してハードな曲ではないのだけれど、その歌詞にはなんとも言い様のない怒り、憤りが表れている様に感じます。

何かのインタビューだったかで「THE BEATNIKSは世間に怒りを感じた時に活動する」みたいのを見た記憶があるのですが、まさにこの曲にはその怒りが表れていると思います。

最近のキナ臭い世界情勢や色々と将来に不安しか見えない国内情勢…そんな諸々に対する怒りをぶつけている様に個人的には感じました。

それにしても「太平洋は最低」とか「世界中が最高の最低」とか、この辺りの鈴木慶一さんの歌詞のセンスはホント凄いなぁと思います。

この辺りの独特の無常観と言うか、昔の幸宏さんのソロ曲「LEFT BANK」(これも鈴木慶一さんが歌詞を提供)にも通じるものがありますよね。


5曲目の「ほどよい大きさの漁師の島」なんかも実に鈴木慶一さんらしい歌詞の曲だなぁと感じました。単なる飲んだくれの歌じゃありませんよ!?w

6曲目の「Soflty-Softly」なんかはある意味、このアルバム中でも最も幸宏節が出ている曲かもしれません。彼独特のロマンチシズムと言うかセンチメンタルと言うか、そんなのがにじみ出ている曲だと感じます。


そしてラストの「シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・Ya・Ya・Ya」。この曲の中毒性がなんかもう凄いです。

個人的に決して好きなタイプの曲ではないハズなんだけど、でも気がつくと「シェーシェーシェー」とか口ずさんじゃったりしてるんですよね。歌詞もメロディもとにかく非常に頭に残る、そんなタイプの曲です。


あとはとにかく、全体的に大人のロック、ポップスと言った印象のアルバムで、聴けば聴くほどに味わいを増してくる、そんなスルメ作品でもあるなぁと感じました。

高橋幸宏さんは勿論ソロでも良い作品ばかり作り続けられていますけど、誰かとユニットやバンドを組むとまた面白い科学反応を見せてくれますよね。なかでもこの、鈴木慶一さんとのTHE BEATNIKSは他では見られない独特の雰囲気があると思います。


このアルバム発売に伴うライブが5月11日に行われたのですが、なぜか申し込みを忘れたりして行きそびれてしまったので…今度、8月にあるビルボード大阪もしくはビルボード東京でのライブにはぜひ行きたいなぁと思っています。


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