2018年7月・東関東の旅(7)
2018年 08月 13日 (月) 17:00 | 編集
- 三日目(中編)・漫画「恋する小惑星」聖地巡礼の旅2・国土地理院編 -

さて、地質標本館の見学を終え、13時25分発のサイエンスツアーバスに乗って、今度は国土地理院へと向かいます。「恋する小惑星」ではコミックス1巻のラスト、合宿編の終わりに地質班のイノちゃんこと猪瀬舞ちゃんの希望で訪れた場所ですね。

イノちゃん、もともと飛び地を訪れたりと地理・地図的なものに興味を持っている子でしたけど、合宿で天文班の子達の夢にまっすぐな姿を見て影響されたのか、地図作りという夢を持ったみたいで、それで訪れたのが国土地理院というわけです。

さあ、やって来ました国土地理院。

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実際に見学出来るのは一番手前の建物。

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なにやらユーモラスな看板が立っていて、「地図と測量の科学館」とあります。

ところで「国土地理院」なんて言うとやたらお固そうで難しそうなイメージありますが、これが入ってみると実に面白い、楽しい科学館でした。なるほど…これはイノちゃんならずともはしゃいじゃうってもんですw


まず、入館して最初に目を引いた(と言うか度肝を抜かれた)のがこちら。

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1階展示室の床部分の大半を使って描かれた、巨大な日本地図。10万分の1の縮図だそう。

で、この日本地図なんですが、なんと立体映像みたいになっているんです。赤と青の立体メガネが置かれていて、それをかけて見てみると地図の山になってる部分だとかが浮き出て見えるんです。その状態で地図の上を歩き回ってみるとなんとも楽しい。

つい、童心に帰って遊んでしまいましたよこれは…w


さて、メインの展示室は2階になるのですが、こちらへ上がってみると実に様々なものが展示されていました。

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こちら、測量用飛行機「くにかぜ2号機」のコクピット模型。


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伊能忠敬の測量機材や懸柱式高測標。


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雷鳴や川の音など、様々な自然の音が聞こえてくる装置に、巨大地震が起こる仕組みが分かる装置。

こういった感じで、地図や測量に関する道具などを中心に実に様々なものが展示されています。こういった関係に興味のある人ならば勿論、そうでない人でもぼーっと眺めているだけでなんとなく興味が湧いてきて面白いです。

他にもクイズなどで楽しめるコーナーもあったりで、小難しそうなイメージとは裏腹に、大人から子供まで幅広い年齢層で楽しめる科学館となっていました。


そして「恋する小惑星」的に忘れちゃいけないのがこちらの展示。

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立体図化機に古地球儀。作中でも、イノちゃんがこれらに見入っているシーンがありました。

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(参考:「恋する小惑星」1巻116ページより、立体図化機に「おおー」と見入るイノちゃん)

なんかもう、原作に出てきたものが、その本物がそのまま目の前にあるという事実に感動。気分はまさにもうイノちゃんって感じですよ!!

これこれ…これこそが聖地巡礼の醍醐味なんだなぁ…だなんて改めて思ったりもしました。


さて、国土地理院なんですが、展示は館内だけじゃありません。外にも展示があるんです。

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こちらはまず、基準点標石。いくつも標石が並んでいます。これも「恋する小惑星」の中で、イノちゃんが写真に収めたりしているシーンがありましたね。


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測量用航空機「くにかぜ1号機」。1960年から1983年まで大空を飛び回り、その飛行距離は、なんと地球を5周半の223,000kmにも及ぶのだとか。しかしこうして見ると「くにかぜ」、かっこいいですよね。


外の展示の目玉はなんといってもこちら。

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大きな地球儀と、その後ろにあるのは直径22メートルもある、日本列島球体模型。

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模型の上に登ってみるとこんな感じ。日本列島を見下ろしている様な、なんとも不思議な感覚になりますね。そして地球は本当に丸いんだなぁ…となんだかよく分からないけれど実感。


あとはこちら。

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解体された「つくばVLBIアンテナ」の部品展示。

「恋する小惑星」の話の中では幸先生が「外にあったでっかいパラボラアンテナが解体されて寂しい」て言ってたけど、どうやら今はそのアンテナの一部がこうして屋外展示されているみたいです。

なんでもこの展示は平成29年9月1日かららしいので、おそらく「恋する小惑星」原作者のQuro先生が取材に行かれた時にはまだ展示されていなかったのかな、と。

(あとがきにもそんなことが書かれていますね)


ちなみにこのアンテナ、館内の方には模型展示がされていました。

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実物の50分の1サイズの模型だそうです。


…と、そんな国土地理院、色々と見て回っていたら1時間半~2時間くらいはあっと言う間でした。これは「恋する小惑星」ファンの方ならぜひ一度訪れて見ておく価値はあると思いますし、そうでない方も普通に楽しめる、とても良い科学館だと思います。

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