ジュラ地方のサヴァニャン。
2019年 01月 21日 (月) 22:48 | 編集
さて、それでは先週末に飲んだワインの感想日記でも。


「Grand Cotes du Jura Expression Savagnin Blanc 2011」
(グラン コート・デュ・ジュラ・エクスプレッシヨン サヴァニャン・ブラン)

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ワインと言えば本場はフランスですが、しかしフランスワインと一口に言っても色々な地方のワインがありますよね。大体の人が思い浮かべるのはブルゴーニュやボルドーなどでしょう。あとはアルザスだったりローヌだったり…。

しかしそれ以外にも色々な地域でワインが造られているわけで、今回はフランスワインの中でもややマイナーっぽい地方のワインを選んでみました。スイスとの国境に近いジュラ地方のワインです。

マイナー(と言っては失礼ですが)な地方のワインになればやはり品種もちょっと他では聞かない、独特の品種のものが出て来るわけで…今回のワインはサヴァニャン100%のワインです。

このサヴァニャン、ジュラ地方では二通りの造り方でワインが造られているみたいですね。1つはヴァン・ジョーヌと呼ばれる黄色いワインで、その製法を見るに普通のワインというよりは恐らくシェリー酒みたいな味のワインになるんだろうな、と。

で、もう1つは通常の白ワイン。今回のは通常の白ワインのタイプですね。この方が品種本来の味が楽しめるので僕としてはやはりこちらのタイプを選びたいわけです。

そしてこのサヴァニャンという品種、なんでもゲヴュルツトラミネールに近い品種らしいとのことで、ゲヴュルツ大好きな僕としてはどんなワインなのか非常に楽しみであります。

ちなみに葡萄屋さんで買ったのですが、お値段は3200円とまあまあ良いお値段しますねw


さて、まずは抜栓。栓は本物のコルク栓ですね。抜いた栓を嗅いでみると、青りんご系統の爽やかでありつつも甘みのある香りがします。

グラスに注ぐと、色はかなりしっかりと黄色みを帯びたゴールド。

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透明感がありながらとしっかりと色味のある、輝いたゴールドで、いかにも美味しそうな白ワインの色と言った感じですね。

香りはそんなに強くはありません。が、ちょっと独特のニュアンスが感じられます。なんだろう…ナッツの様な、栗の様な風味ですね。果実香自体は花梨の様な、梨のような香りが感じられます。

グラスの中で馴染ませると、果実の甘い雰囲気が強くなりますが、同時に独特のナッツ香も強くなります。


飲んでみると…ふむ。角が取れて穏やかに丸みを帯びながらもしっかりとした酸が感じられます。飲み口自体は爽やかなんだけれど、でも軽いかと言うとそんなことはなく、むしろボディは結構太い感じ。

そして味わいがなんとも複雑であります。酸味も甘みもそんなに激しく自己主張するわけでもなく、かと言って味が淡いわけでもない。そして独特の渋みと言うか収斂味があってミネラル感もかなりきちんと感じられます。

甘みも酸味も決して強くなく、その分余計に収斂味を感じられるのに、それでいて味のバランスが悪いわけではなく、非常に絶妙な釣り合いが取れているんですよね。

そこにナッツや栗の風味が加わって…一口では言い表せない、なんとも不思議なワインに仕上がっています。

ゲヴュルツトラミネールに近い品種と聞いたから、もっととろりと甘い雰囲気を連想していたのですが全然違いますね。だけどこれはこれで悪くありません。

複雑で一言で言い表せない味わいが、なんともオトナのワインと言った雰囲気。


ブルーチーズなんかを合わせてみると、奥に引っ込んでいた甘みが前面に出てきてとても飲みやすくなって美味しい。やはりワインにはチーズが最良の友だと、そう思わされますね。

個人的にはシェーブルのチーズなんか合わせてみても面白そうだなぁと、そう感じました。

何にせよ今回試したジュラのサヴァニャン、これまでに飲んだことのないタイプの、まことに不思議で面白いワインでした。飲み慣れた品種を楽しむのも勿論良いですが、こうやって知らない品種にどんどんチャレンジしていくのは本当に楽しいですね。


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