2019年2月・北関東ヤマノススメ聖地巡礼の旅(6)
2019年 03月 28日 (木) 19:29 | 編集
- 三日目(前編)・旧客使用のSLぐんまよこかわに乗車 -

2月23日(土)。当初の天気予報では旅行中この日だけ天気が崩れる予定でしたけど、予報が変わって本日もなかなかに良い天気です。

さて、今回の旅行は基本、ヤマノススメの聖地巡りが主なのですが、鉄的な要素も勿論忘れてはいません。その一番大きな目玉が本日の午前中に乗る「SLぐんまよこかわ」です。


さあ、起きてまずはホテルのレストランで朝食。

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バイキング形式だったので、適当に洋食ぽいチョイスで選んだらこんな感じに。スープがカリフラワーのポタージュだったのですが、これが優しい味で胃に染みました…やっぱり、お酒飲んだ翌日はこういうのが良いですよね。

さて、腹ごしらえも済ませて出発です。


やってきました高崎駅。

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SL発着ホーム周辺を中心に、駅のあちこちにSLに関するポスターや立て看板などの、掲示物の張り出しがされています。それだけ、高崎駅としてもSLの運行に力を入れていると言うことなんでしょう。


さて、本日乗車する「SLぐんまよこかわ」は高崎を出発するのが9時47分。僕は少し早めに…と思って駅に9時過ぎには着いていました。その時はまだホームに人もまばらでしたけど、9時半前後にはかなりの人だかりに…それも親子連れ多め。

やっぱりSLは子供たちに人気、てことなんでしょうか。


そして待つことしばらく、本日のメイン「SLぐんまよこかわ」がホームに入線してきました。

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「SLぐんまよこかわ」を牽引する蒸気機関車はD51通称デゴイチ。前面には「30」と大きく描かれたヘッドマークを付けていますが、これはこの車両D51-498の復活30周年を記念したものらしいですね。

D51の側面。

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この物々しさがカッコいいですね。正直言うと僕は「鉄」の中でもSLにはさほど興味は無い方なのですが、それでもやっぱり、こうして実物を目の前にすると感動にも近い、衝撃的な気持ちを受けますね。

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炭水車にも「30th Anniversary」と大きく描かれています。


さて、今回の「SLぐんまよこかわ」ですが、先頭を牽引するのは勿論D51。

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そして最後尾には電気機関車のEF64が繋がれています。往路はSLが牽引しますが、復路はそのままこっちの電気機関車が「ELぐんまよこかわ」として牽引する形の様ですね。

本来、機関車が牽引する客車列車の場合、終着駅で機関車の付け替え、更にSLならば機関車の向きそのものを変える為のターンテーブルなり必要となってくるわけですが、なるほど、この方式ならそういったもの無しで往復出来るというわけですね。


更に今回の「SLぐんまよこかわ」、すごいのはなんと使われている客車が旧型客車ということ!!

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茶色い客車…本物の、まごうことなきレトロ客車です!! 最近流行りの「レトロ風」とかじゃありません。昔ながらの古い客車がそのまま保存されて、そして現代にこうして再び走っているのです…!!


車内へ入ってみると、これがまた本当にすごい!!

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床こそリノリウムなものの、壁面から窓枠、座席に至るまで本物の木材が使用されています。それも木材と言っても、最近の観光列車が使っている様なお洒落な感じではなく、非常に無骨…まさに昔の車両!!

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窓枠と、その窓を開閉する金具も非常に重々しい。

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丸みを帯びた天井部分。丸い照明器具も非常にレトロですし、この荷物棚がまたすごい。いやこの荷物棚、あまり重い荷物を乗せると支えられないんじゃないかと、そんな心配もしちゃいますね…w

それにしてもすごい。凄い客車です。個人的にはSLよりもむしろこっちの客車に感銘を受けてしまいました。今の時代にこんな本物のレトロ車両がまだ生きて走り続けている、これって本当に凄いことだと思います。


ちなみに牽引されているレトロ車両、全てが同じ車両ではなく、形式もそれぞれ違うので車内も結構差異があります。僕が乗った車両の隣の車両を覗いてみたところこんな感じ。

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こちらも天井の照明とか見ると充分にレトロではあるのですが、でも壁面も座席も木材ではない、普通の素材が使われているのでそう考えると50系辺りとあまり変わらないかも…。

どちらにせよ、僕が乗った車両の方がレトロ度では「当たり」だったことになりますねw


さて、「SLぐんまよこかわ」は9時47分の定刻通りに高崎駅を出発。ゆっくりと…非常にゆっくりと走っていきます。スピードはおそらく60キロも出ていないのでしょう。でもこののんびりゆったり感こそがSLの旅にはふさわしいですね。

そして車内に充満する煙と石炭の匂い。誰かが窓を開けていたのかもしれませんが、どちらにせよ客車が新型のものだったらこの感じは味わえなかったことでしょう。

SLの牽引する客車はやっぱり古ければ古い方が良いですね。最低限、窓が開く車両であって欲しいものです。固定窓の14系とかじゃせっかくSLに乗ってもその躍動感も臨場感も味わえないですよね。


車窓に見える噴煙。




ああ、今自分は蒸気機関車に乗って旅しているんだ…そんな実感が湧いてきますね。

しかし乗ってて思ったのはさすが客車。車両が古くとも車内は静かなものです。やはり列車の旅における騒音ってモーターだったりディーゼルエンジンの音だったりが大半で、それらがない客車は本当に静かなのだなぁ、と。

車窓には冬枯れの野の風景。

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SLのゆっくりした走りと相まってなんとものどかな旅情を生み出しています。


車内では沿線名物のお煎餅が配られたり、車内販売の乗務員さんから記念グッズを買ったり…こうしてゆったりしたSLの旅を楽しみながら10時49分。終点の横川駅に到着しました。

せっかくなのでここで撮影タイム。

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まずは自分の乗ってきた客車。「オハニ36」という客車で、なんと半室荷物車という構造。この日は荷物車の部分は車販準備室か何かに使われていたんでしょうか。

ちなみに、半室荷物車という構造のせいで最初、高崎駅で乗車する時にどこから乗ったら良いのやら戸惑ったと言うね…w


ここまで殿を努めてきたEF64電気機関車。

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青い車体が青空によく映えますね。こうして見ると電気機関車もカッコいいです。


そして本日の主役、蒸気機関車D51。

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記念撮影している方が多くてなかなか写真撮るのに一苦労…ちなみにSL横の、白い制服着た乗務員さんと一緒に写真撮ってもらっている方が多くて、僕もせっかくなのでこの後一緒に撮ってもらいました…w


なぜかぐんまちゃんがw

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ぐんまちゃんとSLの取り合わせ、なかなかにシュールと言えばシュールw


最後に、反対側のホームより、日付入りの記念プレートと一緒に。

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「SLぐんまよこかわ」の旅、そのゆったりした走りとのどかな車窓、なによりレトロな味のある客車とまるで本当にタイムスリップしたかの様な、昔の日本の鉄道旅の姿がそこにはありました。

楽しくも貴重な経験をさせて頂いた…そんな想いでいっぱいです。ありがとうD51!! そしてありがとう旧型客車たち!!


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