2019年2月・北関東ヤマノススメ聖地巡礼の旅(8)
2019年 04月 10日 (水) 09:10 | 編集
- 三日目(後編)・伊香保温泉での一夜 -

さて、ロープウェイ乗り場にやってきたものの運休でテンション下がりまくりとなった僕ですが、そうは言ってもまだ宿に行くにはちょっと時間が早いですし、気を取り直してもう一箇所行ってみましょう。

と言うわけでずっと坂道を降りていって向かったのは「伊香保保科美術館」。

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温泉街の美術館にしては結構規模の大きな、立派な美術館です。空間を贅沢に使って展示してある感じですね。展示作品は竹久夢二、小林かいちなどなど…。

なかでも、木彫作品が展示されていた友永詔三と言う方、NHKのプリンプリン物語の人形美術を手掛けた人だと知ってびっくりしました。

あとこの美術館、大きな窓の開放的なスペースがあったりします。

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そこから眺めた風景が絶景でした。向こうに見える山って何て山なんだろう?

あとはこの美術館、入り口付近に足湯があって美術館見学者は入れるらしいので、手軽に伊香保の湯を楽しみたい人にも良いかもしれませんね。


さて、それでは本日の宿へ。本日泊まるのは「洋風旅館ぴのん」さん。

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こじんまりとしてお洒落な洋風の宿。今回の旅はワインの旅でもあると決めているので、温泉に来ても泊まるのは和風旅館ではなく、こういう洋風の宿だと決めていましたw

ちなみにこちらの宿、松本楼さんという老舗旅館さんの姉妹宿みたいですね。

中へ入るとロビーはこんな感じ。

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こじんまりとした造りですが、ちょっとしたバーカウンター的なものもあって洒落ています。また、薪をくべるタイプの本格的な暖炉まであります。この日は寒かったので、この暖炉の火がとても心地良くてありがたい…。

チェックイン時にウェルカムドリンク代わりにホットレモネードの様な飲み物が出されますが、これも優しい味で美味しかった…。


さて、受付を済ませて部屋へと向かいます。廊下にも絵画が飾ってあったりで洒落ています。

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この「ぴのん」さん、いかにもカップル向けっぽい洒落た雰囲気ですけど、でもきちんとシングルルームもあるので一人旅にも安心。シングルと言ってもさすがに温泉宿、ビジネスホテルなんかと違ってゆったりしています。

部屋でゆっくりのんびりくつろいで…そして温泉へ。温泉もこじんまりした造りでしたけど、他に客が入ってこなくて貸切状態では入れたので実に気楽、のんびりと出来ました。

ただ、伊香保温泉のお湯は本当に鉄っぽいですね。お風呂上がりの自分の身体から鉄臭い様な匂いが漂ってくるのが分かりますw


そしてお待ちかねの夕食。こちらの宿、夕食はフレンチ・シノワ(中華)・そしてフレンチとシノワのミックス「フュージョン」の3つから選べるのですが、せっかくなのでフュージョンをチョイス。フレンチと中華の融合とか、なかなか他で食べられるもんじゃないですしね。

まずはワインをチョイス。いつもならば白のフルボトル…と行くところですが、今回は白と赤をハーフで1本ずつ頼んでみることにしました。まず白。チリ・テラマターのシャルドネですね。

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樽がわずかに効いている感じはありますが、それよりも果実感を表に出した、さっぱり爽やかなシャルドネっていう感じですね。親しみやすくて飲みやすいシャルドネ。

料理の方は、まず前菜に「魚介のドーム仕立てにあん肝のクリスタル」。

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最初からいかにもフレンチと中華の融合って雰囲気のものが出てきましたね。これは楽しい。後ろが魚介のドーム仕立てでこれはフレンチ風の調理、手前があん肝のクリスタルで、包み紙をほどくと中には中華っぽい味付けのされたあん肝が入ってます。


2品目には「ふかひれとキノコのカブ詰め」。

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カブがほろりと柔らかくて、滋味溢れるとっても優しい味。軽めで爽やかな白ワインとも非常によく合います。

そしてこの料理、フカヒレとか使っていて完全に中華の領域…と思いきや、でもカブの下にはホワイトソースが敷いてあったりと、きちんと中華とフレンチの融合となっているのが心憎いです。

そして3品目。

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魚料理のメインとして「真鯛のポーピエット濃厚バターの風味」。これは完全にフレンチ。真鯛の切り身で、テリーヌ的なものをくるんであります。

しかし真鯛、日本人の好きな魚の一つではあるけど個人的には刺身以外はそんなに美味しいと思わないんですよね。塩焼きにするとパサついて鶏肉っぽくなるし…。だけどこうやってフレンチ風にソースとあえると身もしっとりして、本来の旨さが引き出されて良い感じです。


ここでワインを赤にチェンジ。

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赤はラングドッグの赤。予想していたのよりも味も香りもずっと甘め。でもタンニンはしっかりとしていて、その渋みが実に心地よい感じ。

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こちらはお口直しのグラニテ。ジャスミンティーの爽やかな香りが感じられて、口の中がサッパリします。


そしてメインディッシュ。

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メインは本来なら上州牛のローストなところ、肉がダメな旨伝えておいたらサーモンと海老が出てきました。ソースが恐らくチーズ使ってるんだろうけど濃厚で、こうなるとホント、鮭がご馳走になっちゃいますねw

ここでなぜかスープと中華パン。

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これ、ちょっとした手違いがあったみたいで…ここの宿、食事の際にご飯かパンか中華パンをチョイス出来て、僕は中華パンでお願いしていたのですがなぜか間違ってご飯が運ばれてきて…なのでこのタイミングでパンとスープになったわけですw

まあでも、こういうちょっとしたトラブルもそれはそれで楽しんじゃわないと、ね。

スープはオニオンスープで、これが滋味たっぷりで美味しい。そして中華パン。むしろこのタイミングで出てきて良かったかもしれないと思ったのが、この中華パン、赤ワインになぜか無性によく合うんですよ。

この中華パンのほんのりした甘さ、これは絶対に白ワインよりも赤ワイン向きだと思います。また、メインディッシュのソースに中華パンを浸して食べるとこれが美味しい。行儀悪いかもしれないけど、でも美味しいんだから仕方がない!!


散々食事を楽しんだ後はデザート。

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柚子のムースにメロンシャーベットなど、見た目もとっても綺麗で可愛らしい。温泉宿でデザートまで付く洋食コース食べられるのは嬉しいですよね。

これでコースは終わりだけど、なんだかこのまま部屋に戻るのがもったいない気がしたので、食後酒にウイスキーを一杯。

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高崎ウイスキーのロック。非常に香りが甘いです。シェリー香たっぷり。味も甘やかでまろやか、とても美味しいウイスキーでした。

こうして美酒美食を散々楽しんで、伊香保温泉での夜は更けていきます…。

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