「真面目ガールと青春ランジェリー」1巻。
2019年 03月 30日 (土) 12:25 | 編集
では、今月27日に発売されたコミックス「真面目ガールと青春ランジェリー」1巻の感想記事、行ってみるとしましょうか。


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この「真面目ガールと青春ランジェリー」、あのタチ先生が「コミック電撃だいおうじ」に活動の場を移して描かれている作品ですね。

タチ先生と言えば、今となってはもう、百合好きならばその名を知らない人はいないと言っても過言ではない、百合の名手とも言うべき存在。これまでにも色々な百合作品を生み出してきました。

デビュー作にしてアニメ化もされた「桜Trick」ではとにかくキスにこだわった百合(後半は登場人物の感情に重きを置いたシリアスなストーリー)、「双角カンケイ。」では双子姉妹を中心にした三角関係、いや四角関係のドロドロ百合、「かなえるLoveSick」ではファンタジー要素も交えた百合…。

そして今回の「真面目ガールと青春ランジェリー」でタチ先生が題材として選んだのは、タイトル通りにランジェリー、なんと下着!!

下着×百合というこれまたありそうで無かった組み合わせ、この発想を思いついてしまう辺りがホント、タチ先生さすがだなぁと思わざるを得ません。

主人公は、表紙に大きく描かれた梅宮蘭ちゃん。恥ずかしそうにランジェリーを手に持った姿が実に印象的。あとこの表紙、よく見ると下着に関するうんちくが細かく書かれていたりするんですよね…w


裏表紙はこちら。

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蘭ちゃんともう1人、金髪ツインテの美少女が描かれています。彼女はハーフの小阪ジェラルディーンちゃん、通称ジェリーちゃん。この作品のもう1人の主役と言うか、蘭ちゃんの相方的な存在ですね。

ちなみに蘭ちゃんとジェリーちゃん、2人の名前を合わせると「ランジェリー」になっていたりします。


物語はまず、蘭ちゃんが自分の下着を買いにランジェリーショップを訪れるところから始まります。これまでは母親に下着を買ってもらってた蘭ちゃんですが、さすがに女子校生、可愛い下着が気になったり自分で買ってみようと思ったのでしょう。

ですが、いざショップに入ってみたものの恥ずかしくなって適当にその辺りにあったブラを掴んでお会計…しようとしたところで、下着のことになるとハイテンションで強引になる店員さん(神鳥そららさん)に採寸を勧められ、そしてそこで出会ったのがジェリーちゃん。

採寸をする為に試着室に入ったところ、先客がいたとも知らずに入ってきちゃうジェリーちゃん。って入ってきちゃう彼女も彼女ですが、それを許しちゃう蘭ちゃんも冷静に考えるとどうかしてますね。半裸の仲間がいた方が安心するとかそういう問題じゃないだろ!!

この辺りにタチ先生ならではのぶっとび具合が初っ端から出ているなぁと感じましたw

ともあれ、そららさんによって採寸される蘭ちゃんとジェリーちゃん。この辺り、下着(ブラ)に関するうんちくが詰まっています。

おそらくこの作品の読者の大半は男性だと思いますが、女性の胸のサイズを気にすることはあってもブラのサイズがどうなってるかなんて知らなかった人がほとんどではないでしょうか。トップとアンダーの差がカップサイズ…うん、自分自身に使うことの無いムダ知識がまた増えちゃったよ!!

更に続く2話では実際に試着。これも、ブラジャーの正しい付け方とかあったんですね。バストのトップを正しい位置にした上で付けるとかホックの留め方とか胸の位置直しとか…ああ、自分自身に決して使うことのないムダ知識が更に増える!!


初期の頃の話では下着でもブラに関する話が大半ですが、6話ではパンツに関するネタも出てきます。この時もやっぱり採寸が大事。ちゃんとヒップサイズに合わせたショーツじゃないといけないんですね…。

と、この辺りの下着ネタを読んでて思ったのですが、女性の下着選びって大変なんだなぁ、と。男性の下着なんてホント、サイズだけ見ればOKで採寸とかましてや身に付け方なんて気にすることなかったのですが、女性はそうもいかないんだなぁ、と。

確かに女性用の下着って種類も多くて華やかで、選ぶ楽しみも男性より多そうですが、その分苦労もたくさんあるんだなぁ…と、そんな風にも感じました。

他にもガーターベルトに関する話があったり、チュニックやシュミーズに関する小ネタがあったり、下着に関するうんちく漫画としても読めちゃうのがこの作品。まあ、女性用下着に関するネタなので、うんちくとして身につけても自身の生活で役に立つことはなさそうですが…w


一方、百合作品として見た場合。例えば「桜Trick」のキスだとか「双角カンケイ。」の告白だとかみたいな、直接的ではっきりした百合描写は今のところ見られません。が、やはりタチ先生の作品だけあってこの作品も間違いなく百合です。

まず蘭ちゃんとジェリーちゃんが同じ試着室に2人っきりで、しかも半裸姿だったりランジェリー姿だったりとか、まずシチュエーションがどう考えてもおかしい。タチ先生の作品だから普通な場面にも思えますが、冷静に考えるとどう考えてもおかしいですw

そして、蘭ちゃんは最初の出会いからどんどんジェリーちゃんに引かれていくんですよね。下着を通じて出会って仲良くなった2人だけど、テスト期間で会えない時には次に会うのが待ち遠しくなっていたり…(2人は別々の学校)

そんな想いはジェリーちゃんも一緒。テスト期間で次に会えるのが3週間後と知った時の彼女はとても寂しげな表情をしていました。

また、ジェリーちゃんと言えば自身におまじないをかける為に授業ごとに、シチュエーションごとに下着を付け替えていたりもしますが、そんな彼女が放課後に身に着けていた下着はピンク色。

それを蘭ちゃんの前でそららさんに「ピンクは女性らしさをアップし恋を実らせる色」と指摘された時の慌てっぷり。やっぱり、ジェリーちゃんは百合的な意味で蘭ちゃんのことが好きなのでしょうか。


また、百合と言えば蘭ちゃんのクラスメイトのしらたきちゃんこと白滝陸ちゃん。ある意味で彼女がこの作品で一番正統派の百合キャラかもしれません。彼女は蘭ちゃんのことがガチで好きなんですよね。

そんな彼女が、蘭ちゃんとジェリーちゃんが仲良くしている姿を見る度に胸がちくちくと痛んで…と思っていたらなんと、彼女のブラジャーのワイヤーが飛び出ていたと言うオチ。この辺りはさすがに下着をネタにした漫画だなぁ、とw

でもしらたきちゃんが蘭ちゃんのことを好きなのは本当。その辺りをそららさんに見透かされて、下着の歴史知識でジェリーちゃんにマウントを取ることを入れ知恵されている辺りは読んでて非常におかしいですw

しらたきちゃんは今のところ、百合キャラでもありつつギャグ要員ぽい雰囲気ですが、この先、蘭ちゃんとジェリーちゃんの仲がもっと深まっていくと結構シリアスで悲しいポジションになっちゃうのかなぁ…なんて思ったり。

(「双角カンケイ。」のキャラ達みたくヤンデレにぶっ壊れていく可能性もゼロではない…?)


あと、圧巻はやはり8話のお泊りパーティの話でしょうか。普通、こういう作品でお泊まり会と言えばパジャマパーティとなるものですが…なぜかパジャマならぬ下着パーティ!!

なんか普通に考えたらいかがわしい匂いしかしないのですが、でもこの作品の場合だと不思議と嫌らしさがないんですよね。まあ勿論、万が一カラー原稿だったりしたら絵面的に肌色だらけでとんでもないことになってそうな気はしますが…。

まあでも、下着パーティなのに嫌らしさを感じさせないのは、こういう場面でも下着のうんちくが色々語られているからと、あとはやっぱり、タチ先生の描かれるキャラ造形にどこか清純な雰囲気が漂っているから、なのでしょう。

タチ先生の描かれるキャラって、可愛らしいのは勿論だけれど、非常にピュアな印象があるんですよね。思えば「双角カンケイ。」なんかも話自体は相当にドロドロな話だったのに、それでも読んでてそこまでキツくならなかったのはこのキャラ造形によるところが大きいのかもしれません。


この下着パーティを通じて、うみみちゃん(そららさんの妹にしてジェリーちゃんの友人)と蘭ちゃんが下着に関するお互いの考えの違いを話しつつも結果的には仲良くなったり…。

この作品、何気に下着を通じて蘭ちゃんが交友関係を広げていく、そんな話にもなっているんですよね。


さて、今回の「真面目ガールと青春ランジェリー」1巻、カラー特典コンプしてきたので以下に。

まず、ゲーマーズのブロマイド。

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絵柄は蘭ちゃんとジェリーちゃん、そしてこの作品らしく下着姿なのですが…。

ああっいけません!! 下着が脱げかけてますぞ!!

そしてお互いを見つめ合う目と目…これもう、完全に百合えっちする直前じゃないですか…全くタチ先生、なんてものを特典でぶつけてくるんだ!! ホントけしからんです(いいぞもっとやって下さいお願いします)


続いてCOMIC ZINのイラストカード。

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こちらも下着姿の蘭ちゃんとジェリーちゃん。こちらの方は、上のゲーマーズのと比べると幾分おとなしめですね。って下着姿で女の子2人が抱き合っているイラストのどこがおとなしいんだ!!(感覚麻痺)

ただ、上のゲーマーズが下着が純白のに対し、こちらは下着がちょっと凝った感じのものになっていますね。それも蘭ちゃんとジェリーちゃん、2人のブラが色違いでお揃いっぽいのがポイント。


次にとらのあなの小冊子。

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こちらの表紙は制服姿の蘭ちゃん。中身の方は蘭ちゃん・ジェリーちゃん・そららさん・しらたきちゃんと主要4人のプロフィールが書かれています。

しかし、プロフィール欄にスリーサイズではなく、ブラのカップを記載してあるのがなんともこの作品らしいところですね…w


最後に、メロンブックスの架替カバー。

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架替カバーまで下着姿というのが本当にこの作品、徹底して凄いです。

描かれているのは蘭ちゃん・ジェリーちゃん・そららさん・しらたきちゃんの4人。全員お揃いのピンクの下着と言うのがまた良いですね。

全員ちょっと色っぽい表情になっていますが、なかでも蘭ちゃん、作中でも見せない様な大胆不敵っぽい表情になっているのがポイント。

それにしてもこの4人の描き方…完全に蘭×ジェリー、そらら×しらたきとなってますので、これもしかすると途中でしらたきちゃんがそららさん√に入っていく展開とかもあるのかもしれませんね。


実際にセットしてみるとこんな感じに。

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美しい…こうして見るとランジェリーって、女の子をより美しく見せる為のものでもあるのだなぁと、そんなことを思ったりもしたのでした。


さて、そんな「真面目ガールと青春ランジェリー」。これからも下着のうんちくネタをあれこれ披露していってくれることを期待していますし、そっち方面はどんどんマニアックに掘り下げていってもらいたいですね。それこそ男性読者がついていけなくなるレベルで…w

その一方で百合的にどうなっていくのか。蘭ちゃんとジェリーちゃんの仲がどう進展していくのか。その時しらたきちゃんはどうするのか…その辺りも非常に気になるところです。

何にせよ、タチ先生の作品なだけに、百合的な部分でも大きく期待したいですね。


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