「ネコじまにゃんだフル」2巻。
2019年 06月 02日 (日) 10:57 | 編集
では、先月27日発売のKRコミックスの中から、御北きぬ先生「ネコじまにゃんだフル」2巻の感想っぽい記事、行ってみるとしましょうか。

この「ネコじまにゃんだフル」、きららキャラットの19年6月号まで連載されていた作品ですね。つまり、この2巻が最終巻ということになります…(涙)


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さて、この2巻の表紙ですが、描かれているのは寧々子先生にシロちゃんとクロちゃんの3人。いや…1人と2匹になるのでしょうか…?

描かれているのがこの組み合わせなのは1巻と同じですね。寧々子さんの持ってるネズミのおもちゃで遊ぶクロちゃんに、(帯で隠れて見えにくいですが)たい焼きかじりながら読書しているシロちゃん。皆、リラックスしている感じなのが良いですね。


裏表紙はこちら。

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1巻は裏表紙に描かれているのもシロ&クロのコンビでしたけど、2巻ではスコちゃんとミケちゃんのコンビを描いてきましたね。

様々な猫耳美少女達が登場するこの作品ですが、組み合わせ的に一番百合度…というか密着度が高いのはこの2人だったりします。肉体的な意味でも精神的な意味でも密着度が高い2人。

一見、ズボラなミケちゃんがしっかり者のスコちゃんに頼っている様に見えるんですが、実はむしろスコちゃんの方がミケちゃんのお世話をすることに自らの生きがい、存在意義を見出していそうな、そんな雰囲気が伺えるんですよね。

ある意味、共依存百合とも言えますこの2人。まあ、共依存と言いつつ実際に依存度が高いのは多分スコちゃんの方でしょうが…。

この2巻にもそんな話が1本ありますね。ミケちゃんの自立を促そうとスコちゃんが世話をするのを止めようと思ったものの、それによってスコちゃん自身が体調崩して寝込んでしまうと言う…うん、やっぱスコちゃん完全にミケちゃんに依存してますねw


さて、この「ネコじまにゃんだフル」2巻ですが、まずは冒頭に全猫耳美少女達のキャラクター紹介が載っています。なにぶん登場人物の多い作品だけにこれはありがたいですね。

そして、各々が猫と一緒に描かれているのですが、これを見て初めて気が付きました。皆それぞれ、モチーフとなった元の猫がいるんだな…と。

まあ、シロ→白猫、クロ→黒猫、ミケ→三毛猫くらいは最初から分かってはいましたが、よくよく見たら他の子たちも皆、きちんと実在の猫の種類がモデルだったんですよね。

スコ→スコティッシュフォールド、ルシャ→ペルシャ、ラグ→ラグドール、ロン→ロシアンブルー。おそらくこんな感じなのではないかなと思います。


さて、1巻ではとにかく、猫島にいるネコ耳美少女たちに声をかけて、皆に学校に来てもらう…というのがストーリーの軸でしたけど、この2巻では最後の1人、チワちゃんを登校させる為にあれこれ皆で手を尽くして…というのが大きな話の展開となっていますね。

ちなみにチワちゃん、神社に引きこもって(立てこもって?)いますけど、彼女のモチーフはどう考えてもチワワ。つまり彼女だけはネコ耳だけじゃなく、犬耳美少女ということになりますね。

実際、作中で猫島がどういった島なのか、ネコ耳の美少女たちがどんな存在なのかは細かくは語られず終いなのでチワちゃんについても分からないことだらけですが、とりあえず作中の彼女の言動から、どうやら元々は他の島にいたらしいことは分かります。

また、他の子たちと自分とでは匂いも形も違うといったセリフや、彼女「だけ」猫舌でない点から言ってもやはり、彼女は猫ではなく犬なのは確定かと。

そんな彼女を学校に来させる(入学式に全員揃わないと寧々子先生がクビになるから)為に皆であれこれと手を尽くすのですが、その過程で林間学校をやったり海水浴をやったり流しそうめんにかき氷、そして夏祭り…きらららしいイベントも一通りやってくれちゃってますね。

しかしこの手のイベントも、最初は寧々子先生が皆を楽しませる為、そしてチワちゃんに来てもらう為と色々と考えて行っていたのが、最後の夏祭りに関してはシロちゃん達皆が考えて企画しているんですよね。

この辺り、シロちゃん達皆の成長が伺えるのは勿論ですが、それだけ寧々子先生にいて欲しいと言う皆の想い、寧々子先生が本当に彼女たちにとって必要な「先生」になったことの証でもあるんですよね。

何気にこの作品、寧々子先生の先生としての成長物語でもあると、そう思うんです。

思えば1巻初期の頃では、同居のシロ&クロにもそっぽを向かれている様な、そんな状態だった寧々子先生。それがいつしかクロちゃんとは本当に仲良くなって、シロちゃんも素直じゃないながらもやっぱり先生のことを認めて大好きで…。

他の皆にしたってそう。あの手この手で説得して学校へ来てもらう様になって…そして皆、寧々子先生の人柄を理解したのでしょう。

大人としては頼りない部分もあるし、スキンシップ過剰でベタベタしてちょっとヘンタイっぽくすらもあるけれど、でもこの島の皆のことを本当に大好きで皆のことを真剣に考えている。そんな寧々子先生だからこそ、皆も受け入れてくれたんだと、そう思うんです。

なんて言うのかな…寧々子先生の成長物語と上に書きましたが、実際には寧々子先生と島の皆、お互いに影響しあって成長していく、そんな物語なのかもしれません。


そして最後、最終回ではきちんとチワちゃんも登校してくれて、皆で入学式を迎えることが出来てハッピーエンド。良かった…本当に良かったなぁと、そう思わされる最終回でした。

これには勿論、夏祭り等を企画した猫島の皆の頑張りもありますが、寧々子先生個人の頑張りもやっぱり忘れてはいけないところ。どんなにウザがられても毎日の様にチワちゃんの元へと出向き、そして強引な説得などするのではなく、ただ皆と過ごすことの楽しさを伝える…。

そんな寧々子先生のひたむきでいながらも自然体な努力が実ったのだと、そう思います。

思えばその過程でも色々ありました。チワちゃんのところへばかり行く寧々子先生に対してクロちゃんが嫉妬して喧嘩しちゃったり…また、無事に入学式を皆で迎えられるかが心配なあまりにシロちゃんが寝込んでしまうなんてこともありました。

でもそんなエピソードで伝わってくるのがシロちゃんとクロちゃん、2人とも本当に寧々子先生のことが大好きなんだなぁということ。やっぱりこの作品の登場人物の中でも、この2人は特別なんですよね。

皆にとって寧々子先生は大好きな先生なんだけれど、シロちゃんとクロちゃんは同居していることもあってか、もはや先生とかじゃなく家族も同然なんですよね。

皆で入学式を迎えられて、これからも皆で楽しい学校生活を送ることが出来て…そしてシロちゃんとクロちゃんがこれからも寧々子先生と一緒に暮らすこととが出来て、本当に良かったなぁ…と、改めてそう思います。


さて、この「ネコじまにゃんだフル」2巻、特典を集めてきましたので以下に。

まず、とらのあなのイラストカード。

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絵柄はシロちゃんですね。大きなたい焼きのクッション(?)を抱えています。一体どんだけたい焼きが大好きなんだこの子は…w

そしてシロちゃん、基本モノクロの本編では分かりにくいのですが、実は左右で瞳の色が違うオッドアイというのがカラーイラストだとよく分かりますよね。ブルー・グリーンとイエローの瞳がとってもキレイです。


続いてメロンブックスの大判イラストカード。

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絵柄はクロちゃん。ネコ耳美少女だらけのこの作品でも、ある意味もっともネコらしさを感じさせるのは彼女ではないでしょうか。

ボールやおもちゃなど、様々な動くものを追いかけ回したり、家に出たゴキブリを捕まえたはいいけどそれをご主人様(寧々子さん)に見せびらかしに来たり…まあ、ネコにしては気まぐれさがなくて飼い主にべったりな感じではありますが。

このポーズも非常にネコ耳美少女って感じがして良いです。

ところで1巻の特典はシロ&クロが一緒に描かれているものばかりでしたけど、この2巻は分けて描いてきた感じですね。


次にゲーマーズのブロマイド。

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絵柄はスコちゃん。彼女は他の子と違って、ぺたんと折り畳まれている様になっている耳が特徴的。実際、彼女のモデルと思われるスコテイッシュフォールドもそういう耳をしていますね。

しかしスコちゃん一人だけで描かれているとなんとなく寂しそうに思えるのは気の所為でしょうか…隣にミケちゃんがいないと多分きっと彼女は寂しいハズ…。


最後に、COMIC ZINのイラストカード。

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モノクロで描かれた寧々子先生。ネコ耳美少女たちを全面に押し出している作品だけに、逆に寧々子先生一人だけ描かれているイラストというのは貴重で珍しい気もします。

それにしてもこの満面の笑みにピースサイン…いかにも寧々子さんらしいなぁ、とw


ところでこの「ネコじまにゃんだフル」なんですが、個人的には実はものすごく怖いバッドエンドもありえるのでは…なんて思ったりもしていました。

実はネコ耳美少女だらけの島なんてものはこの世の中に存在してはおらず、全ては漂流の末、野良猫だらけの無人島にたどり着いた寧々子さんが飢えと乾きで死ぬ直前に見た幻だった…的なバッドエンド。

でもそうはならなくて本当に良かった…!!

(まあ、冷静に考えたらきららなのでそんな終わり方ありえないんですけどね!!)


とにかく皆で入学式を迎えられる、本当のハッピーエンドで良かったと、そう思います。

2巻巻末には最終回の後のエピソードでしょうか、描きおろしで運動会の話がちょこっと描かれたりもしていますが、それもまた良い感じ。まあ完全にチーム分け間違えた感じにはなってましたけどねw

この運動会の話を読んで確信しましたが、この猫島での皆の楽しい学校生活はきっとこれからも末永く、いつまでも続いていくんだろうなぁと、そう思います。

猫島の皆、シロちゃんとクロちゃん…いつまでも寧々子先生とお幸せに!!


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