御嵩小旅行。
2019年 06月 12日 (水) 22:23 | 編集
先週末の休みなんですが、ちょいと小旅行に出かけてました。まあ、小旅行というほどのものでもないですが…犬山の更に向こう、御嵩まで行ってました。

そもそもなんで御嵩に行ってみようかと思ったかと言えば、昔からあの辺りの名鉄の終着駅が気になっていたんですよね。そういう意味ではもっと前に、八百津線が廃止になる前に行くべきだったのかもしれませんが。


さて、御嵩に行くにはまず名鉄電車で犬山まで。犬山から広見線に乗り換えます。

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車両は5000系。最近名鉄に増えてきたシルバー車体の車両ですね。と言ってもこの5000系は車体だけ新造車で、足回りはパノラマスーパー1000系のものを流用しているんですけどね。

犬山を出て、しばらくは住宅街の中を走っていきます。

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が、すぐに車窓はローカル線のそれへと移り変わります。辺り一面に広がる田園風景…しかしこの広見線、末端区間のローカル線のくせに複線というのが何気に生意気ですw


犬山を出て20分程、新可児の駅に到着しました。

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犬山を出る広見線の列車は全てこの新可児駅止まりとなっていて、終点の御嵩まで乗り通す列車はありません。必ずこの駅で乗り換える形となります。

と言うのも、この新可児まではICカード対応区間なのですが、ここから先、末端の御嵩まではICカード非対応となっているから、なんですよね。

そのため、同じ名鉄線同士の乗り換えなのに、駅構内には改札があって、ここで一旦精算をする形となっています。

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同じ鉄道の、しかも同じ路線内なのに一旦改札をくぐらなくてはいけないこの摩訶不思議感…。


さて、改札を抜けた向こうのホームには御嵩行きの列車が停まっていました。

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車両は6000系の2両編成。方向幕に行き先が表示されておらず、逆に「御嵩⇔新可児」のヘッドマークを付けている点からして、おそらくこの列車が延々とこの区間をピストン輸送しているのでしょう。

それにしてもこの6000系と言う車両、思えば僕が子供の頃は最新鋭の通勤型車両として、本線の急行やら高速やら、優等列車運用に入っていたんですよね。

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通勤車両でありながら、固定窓に横引き式カーテンを採用した辺りに、製造当時の意欲的な試みだとかを感じますね。ちなみに座席も登場当初はセミクロスシートでした。

それが今となってはこんな末端線区のローカル運用…いかにも「余生を過ごす」みたいな感じになっていて、ちょっと寂しい感があるのは否めません。

…もっとも、6000系の一部は今更になってかなりの大幅リニューアルを受けたりしているので、名鉄としてはまだまだこの車両を使い倒すつもりなのかもしれませんがw


さて、6000系は広見駅を出ると、のんびり田園地帯の中を走っていきます。

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本当に何もない、ただひたすらに緑が広がるだけの光景。新可児までの区間よりも、更にずっとローカルなムードが漂っています。

そして新可児を出てほんの10分ほど、終点の御嵩駅に到着しました。

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御嵩駅、いかにもローカル線の終着駅と言った様相の、良い雰囲気の駅舎が建っています。


さて、せっかく御嵩までやって来たので町を少しだけ散策してみることにします。

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駅から歩いてすぐ、小川が流れているのが風情があって良いですね。

そして駅からほんの3分も歩けば古い町並み。

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この御嵩、元々中山道の宿場町だった様で、往時の様子が伝わる古い建物なんかが幾つか残っています。そのうちの一見、竹屋さんという商家が無料で内部を見学させて貰えたのですが、なかなかに立派で趣のある建物でした。


また、古い町並みが見えてくる手前には「中山道みたけ館」なる資料館があります。

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中に入ってみると綺麗で清潔な雰囲気の郷土資料館といった感じ。展示内容としては、この御嵩の町の文化や風土を過去から今に至るまで…みたいな、地方によくある郷土資料館といった感じでしたが、一つ興味深いものがありました。

それが「亜炭」に関する展示。館内の一部に展示コーナーがあり、そこでは映像も上映していて、それで初めて知ったのですがなんでもこの御嵩の町、かつては「亜炭」という石炭の一種の採掘で栄えたみたいですね。

御嵩出身の商人だったかが関西方面へ出かけた際に石炭の売買を目にして、珍しいからと一つ石炭を買って帰ってきたものの、よくよく見たら御嵩の山のあちこちに似たような石がある。試しにそれに火を付けてみたところ石炭同様に燃えて、これは商売になると思ったのが始まり…。

などといったことが映像で流れていました。それにしても、亜炭という物自体も初めて知ったのですが、御嵩の町が亜炭採掘で栄えた町だったなんて全く知らなかったです。

これは御嵩に実際にやって来たからこそ知ることが出来たわけで…やっぱり、なんでもその土地に実際に足を運んでみないと分からないことってあるよなぁ、などと改めて思った次第でした。


そんな御嵩ショートトリップ、現地滞在時間はほんの1時間程度でしたけど、この町の歴史や文化にふれることが出来て、なかなかに意義深い小旅行だったと思います。

こんな風に、地元名鉄のローカル線終着駅をあちこち訪れてみる旅、というのも面白いかもしれませんね。


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