亀戸のシャンパーニュスタンド「デゴルジュマン」。
2019年 08月 15日 (木) 21:33 | 編集
先週末に行った艦これ深海大サーカスの感想を昨日の日記で書きましたが、その日の夜、とてもユニークな店に飲みに行ったのでここでちょっと紹介したいと思います。

今回、もともと宿泊したのが森下で、その付近でどっかワイン飲める良い店ないかな…とツイッターで呟いていたところ、ワイン関連の某フォロワーさんが亀戸に良いお店があるみたいですよと教えて下さったのがキッカケでした。

(ちなみにその方、前の冬の旅行では飯能のワインショップを教えて下さってます)

人気のお店、なおかつ小さなお店とのことで事前に予約をしておき、そして当日…。


昼間の艦これ深海大サーカスを堪能し、ホテルにチェックインして荷物を置いて、そしていざ電車に乗って亀戸へと向かいます。ホテルのある森下から亀戸、途中で一回乗り換えがあり、なおかつ乗り換え時にちょっと歩かなくてはいけないのが面倒でした。

やってきた亀戸なんですが、駅を出た瞬間からもう辺りは飲み屋だらけ。これだけ飲み屋があるのなら、気の合う飲み仲間達と来て、一軒一時間くらいずつではしごして回るのも楽しそうだなぁ、なんて思ったり。


さて、今回お目当てのお店があるのはこちら。

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「亀戸横丁」のネオン看板が眩しい雑居ビル。本当にこんなところにワインのお店なんてあるの…と、ちょっと心配になってきちゃいますね。

このビルの1階が飲み屋街みたくなってて、お目当てのお店もそこにあるとのことなのですがはてさて…?


ともかく、中へと入ってみます。なるほど、内部にはたくさんの飲み屋さんがあって、当然各お店のスペースは分かれてはいるものの店と店を仕切る壁などはなく開放的な造り。

こういう造りだとますます、色々な飲み屋を渡り歩いてはしごとか楽しそうですね。

そして横丁の一番奥にお目当てのお店がありました!!

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ここです。シャンパーニュスタンド「デゴルジュマン」。小さなカウンターに席が6つだけの、本当にこじんまりしたお店。店主が一人でワインのサーブも料理の調理も行っているみたいですね。

店主に声をかけ、そして「予約席」とあったカウンターの一席に腰掛けます。


そして注文。まず頼んだのは、このお店名物のシャンパーニュ三種飲み比べ。

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ああこれこれ…これをやってみたかったんです!!

だってほら、シャンパーニュを飲み比べ出来る機会なんてまず無いじゃないですか!!

最近だと日本酒の飲み比べはあちこちの居酒屋や旅館なんかで見かけますけど、ワインの飲み比べセットと言うのはほとんど見かけません。ましてやシャンパーニュの飲み比べなんて他で聞いたこともありませんよ!!

ちなみにこの日に出された三種ですが、値段的には向かって右が一番安く、左側が一番高いものとなっています。でも個人的にはこの3種の中では、最も安い右のシャンパーニュが一番美味しく感じられました。

なんと言うか、蜂蜜と熟した赤リンゴの果実感にあふれていて、一番甘やかで飲みやすかったと言いますか…逆に、値段が上がるほどシャープに尖っていく印象でしたね。この日の三種類に関しては、ですが。

ちなみにこの飲み比べセットが1500円。セットで出される銘柄もおそらく、時期によって変わったりするのでしょうね。


食べ物の方は、ワインにはやはりチーズ…ということでウォッシュチーズを。

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これも単にチーズが出てくるだけじゃなくって、適度なサイズにカットしたウォッシュチーズにドライフルーツ、それにカットしたブレッドまで添えてくるところが洒落ています。盛り付け方もオシャレ。勿論美味しいしシャンパーニュにもよく合います。


さて、飲み比べセットを飲み終わってしまい、ここで本日のおすすめシャンパーニュに行こうとしたのですが、残念なことにおすすめシャンパーニュが2種類とも終わってしまったそう。

この日のおすすめシャンパーニュ、かなりの高級シャンパーニュが用意されていたみたいで体験として是非味わってみたかったのでちょっと残念…。

ただ、その代わりに店主さんが新しく開けて下さったのがこちら。

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ピエールパイヤール。一杯1500円。

これが非常に美味しかったです。結構しっかりとドライな切れ味の良さがありつつ、赤リンゴの甘い香りに溢れていて、その辛さと甘さのバランス感が非常に良い。


ここで食べ物はちょっと変わったものをチョイス。

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なんとこちら、青森産のムラサキウニ。それを生海苔と一緒に和風だしに浸したもの。普通に考えたらどう考えてもシャンパーニュに合うわけがありません。ワインにとって魚卵系は最も合わない食べ物の一つ。それは僕自身、体験を通じて知っています。

…だけどこれが、不思議にすごく合う!! これはホントびっくりでした…和風だしにしっかりとすだちが効かせてあって、それがウニや海苔の磯臭さを消しているのでしょうけど、それにしてもこんなものがシャンパーニュに合うだなんて…!!

店主さん、料理の腕前も只者じゃないとお見受けしましたよ?


飲み物の方はピエールパイヤールがすっかり気に入ってしまったのでもう一杯頼みつつ、そして食べ物の方は魚の焼き物というか揚げ物というか…。

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はい、鮎のコンフィです。これがまためっちゃ美味い。下ごしらえをしっかりしているのか、骨まで丸ごとイケちゃうんですよね。だから野趣溢れる味わいなんだけど、それでいて上品。この上品さはやっぱり鮎という魚ならではの持ち味、だよなぁ…。

そして当然、シャンパーニュにもよく合います。淡白な魚介系は白ワインや泡には合って当然と言えばそうなんですが、しかし鮎といういかにも日本的な魚とシャンパーニュを合わせるというこの不思議感。これもこのお店ならではのマリアージュと言えるのかもしれません。


ここでシャンパーニュを、最初の飲み比べセットで一番美味しいと感じたポルヴェールジャックに。

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…なんだけど、どうも最初に飲んだ時と比べてイマイチに感じました。というのも、ピエールパイヤールが美味し過ぎたんでしょうね。比べるとこちらの方が甘さが強すぎてバランスが良くない様に感じます。

まあ、そんな体験が出来るのも、こうやって何種類ものシャンパーニュを気軽にグラスで楽しめるこのお店ならでは、と言えるでしょう。


食べ物の方は、マハタのアクアパッツァを。

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これが滋味たっぷりで実に胃に染みます。魚と貝の旨味がしっかりとスープに出ているんですよね。でもそれでいて、具材自体の旨味が抜けてしまっているわけではない。これも絶妙な火の通し加減のなせる技、なのでしょう。

飲み物はピエールパイヤールを再び飲んでみたのですが、うん…やはりこちらの方がポルヴェールジャックより美味しい。バランス感が全然違いますね。まあ、この辺は個人的な好みもあるとは思いますが。


そしてここらでスティルワインが恋しくなってきたので白ワインを。

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なにしろ普段はスティルワインの白ばかり飲んでて、シャンパーニュをこれだけたくさん飲むなんて初めての経験ですね。

ちなみにこちらのお店、スティルワインは南アフリカのものをグラスで色々取り揃えていて、僕が今回頼んだのは南アフリカ・アタラクシアのソーヴィニヨン・ブラン。いかにも南アらしい果実感と味わいでどこかホッとする味。


食べ物の方は〆にパスタ。

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生うにのペペロンチーノを頼んでみましたが、麺が生麺でもっちもち!! 勿論ワインとの相性は言わずもがな最高です!! ワインにパスタは鉄板ですけどやはり良いものですね…。


最後に、デザート代わりにソーテルヌを。

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これがまた、実に美味しかった。デザートワインだから勿論すごく甘いのだけど、でもその甘さが全然くどくなくって上品。デザートワインと言えばハンガリーのトカイアッスとか飲んだことありますが、それよりも甘さが洗練されていて爽やかさすら感じられます。

口に含むととろりと甘くて、そしてメロンみたいな上品な香気が鼻腔へと抜けていくんですよね…ああ、本当に本当に美味しい!!


こうして散々飲んで食べて、大体14000円くらい。一人飲みにしては高いと思われる方もいるかもしれませんが、出てきた料理の質とワインを考えれば妥当、いやむしろ安いくらいだと思いますよ?

横丁の中にある小さな店なので最初はちょっとおっかなびっくり感ありましたけど、でも席に座って飲みだしてみればすごくくつろげて快適でした。

他のお客さん達を見てみると、隣に座っていた一人客はドンペリをボトルで開けていたし、逆隣にいた三人組はさほど高くないグラスワインをあれこれ頼んでいて、ああ、ここには人それぞれの楽しみ方があるんだなぁ…と、そんな風にも感じた次第。

シャンパーニュと言う、ちょっと敷居の高く感じられそうな飲み物を、人それぞれの楽しみ方で楽しめる、そんなお店だと思います。


デゴルジュマンさん、ありがとうございました…また東京行く際には寄らせて頂きたいと思います!!


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