2019年7月・静岡で鉄道と海の幸を楽しむ旅(6)
2019年 08月 29日 (木) 09:48 | 編集
- 二日目(後編)・古豪ズームカーと焼津の海の幸 -

井川線の旅を終えて、これより大井川鐵道本線で金谷へと向かいます。大井川鐵道本線の列車、現在は主に3種類の車両が充当されていますが、そのうちのどれが来るかは運次第。さて、僕の乗る列車は…。

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やった!! ズームカーこと元南海21000系来ました!!

現在大井川本線を走っている車両で、個人的に一番乗りたかったのがこれなんです!! この車両自体はずっと以前、島根を旅した時に一畑電車で乗ったのですが、ただ一畑を走っていたのはロングシート。大井川鐵道のこちらはクロスシートなんですよね。

それにしても間違っても東急のステンレスカーとか来なくてホント良かった…w


さあ、車内へと乗り込みます。

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車内にはずらりと転換クロスシートが並んでいます。荷物棚下に照明があるのが独特ですね。これがこの時代の南海スタイル、と言ったところでしょうか。


天井周り、冷房機器や照明の昔っぽさが良いです。照明が天井に二列でなく真ん中一列のみというのが変わっていますよね。

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座席部分。エンジ色のモケット自体も古めかしいですが、何よりも台座や横の金具部分が緑色というのが本当にレトロ感満点と言った感じです。


ところで、隣のホームには出発を待つEL急行の姿がありますが、この日の牽引車両は昨日と違って旧型電気機関車ではなく、通常の電気機関車でした。つまり、昨日はラッキーだったと言うことになりますね。

そして14時35分、僕の乗った金谷行き普通列車は出発。なんとかクロスシートに座ることは出来ましたが車内はかなり混雑しています。

(上の車内写真は金谷に到着してから撮ったもの)

しかしこのズームカー、昔の車両にしてはクロスシートが大きくかなり快適。さすがかつては臨時の特急こうやを務めただけのことはあります。そして昔の車両らしく非常によく揺れるのですが、その揺れが心地よく、いつしか僕は眠ってしまっていました…。

そして15時47分。終点の金谷に到着です。

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それにしてもこのズームカー、本当に良い面構えをしていますね。パンタグラフが付いているこちらの側の顔もとても素晴らしい。ハンサムではないけれど、昔の車両ならではの無骨な良さがありますよね。

さあ、これにて大井川鐵道の旅は終了。ここからはJRに乗り換えて焼津へ。16時半くらいに焼津駅へと到着しました。


焼津の駅からは歩いて本日の宿へ。途中、良さげな酒屋さんを見つけてお土産の日本酒(磯自慢)を購入し、そしてホテルに到着。

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本日の宿、ホテルシーラックパル焼津。見た目は非常にシンプルなビジネスホテルですが、部屋に入ってみると予め携帯用の充電器やタブレットが置いてあったりビデオオンデマンドが無料だったり、おまけに翌朝の朝食も無料…と、かなりサービスの良いホテルでした。おまけに安い…!!

非常に快適な一夜を過ごせたので、焼津に泊まる際は是非オススメしたいですね。


さあ、ホテルでしばし休んだ後、飲みに出かけます。

本日やってきたのはこちら、酒季の蔵さん。

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綺麗な外観のお店です。しかし泊まったホテルより思いの他遠くて、20分くらい歩いてしまった…w

カウンターに案内され、まずは生ビールを注文。

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ここまで歩いてきて喉乾いたので、ビールがもうめっちゃ美味い!! お通しはカツオとマカロニをマヨネーズで和えたものだけど、カツオが甘く煮てあってなかなかの美味。やはり焼津と来たらカツオですよねぇ。


そしてお刺身盛り合わせ。お店の大将に、盛り合わせだと何が入るか尋ねてみたところ、本日のオススメとして手書きメニューに書いてあった種類が全て入るとのことだったので迷わず注文。

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南マグロにビントロ、サーモン、カンパチにマダイ、そして焼津と来たら忘れちゃいけないカツオ。また、薬味がワサビと生姜両方貰えるのがありがたいですね。

(薬味を2種類使える様に、醤油皿も2つに入れる箇所が分かれています)

刺身盛り合わせなんですが、カンパチはこりっこりでビントロはもちもちした食感と瑞々しさが実にたまりません。でも一番はやっぱりカツオ。カツオの旨さは他と比べて一つ図抜けていますね…やはり焼津はカツオだ!!

そしてお刺身には日本酒。大将がお酒にこだわっているらしく、実にたくさんの種類が置いてありますが、まずはやはり焼津と言えばこれ、「磯自慢」を飲まなくては。

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磯自慢の本醸造なのですが、本醸造とは思えない程に香りが良い。そして味わいスッキリ、まるで雑味がありません。本醸造ってあまり良いイメージ無いのですが、磯自慢のを飲むとガラッと見方が変わっちゃいますよね。


更に日本酒。「志太泉」の特別本醸造。

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先程の「磯自慢」が完全な無色透明だったのに対し、こちらは少し色づいています。そしてこれまたフルーティでさらりとして、本醸造とは思えません。いやこれ、吟醸酒って言って飲ませたら大半騙されるのでは…?

お酒のアテには、焼津ならではの黒はんぺん。それをフライにしたもの。

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熱々のサクサク!! ソースにマヨネーズ、更に辛子まで付けて食べるとこれが良い意味でジャンクな雰囲気でたまりません!! サクサクの衣と、黒はんぺん自体の魚っぽさとが良く合うんですよね。


日本酒を「初亀」の特別本醸造に。

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これまた非常にフルーティ。いやこれ絶対本醸造じゃないでしょう…とりあえず静岡県の本醸造酒を3種続けて頼んで味比べしてみたのですが、本醸造をここまでこだわって造ってる静岡県の酒造会社おかしいよ…。

つまみには、この店名物の「鯖へしことチーズのカナッペ」。

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へしこをチーズと混ぜてディップにしたもの。面白い。そして日本酒によく合います。へしこなんて北陸の名物ですが、どうやらこのお店の大将が元々北陸で修行していたこともあって、それでこういうメニューが置いてあるみたいですね。


お酒の方は、限定酒メニューにあった「若竹おんな泣かせ」純米酒大吟醸を。

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なるほど…非常にフルーティで甘やか、飲みやすいです。しかし先程の本醸造3つのクオリティがあまりに高かったので、静岡県に来たら無理して大吟醸とか飲まなくても良いのでは、と言う気もしてきました…w

食べ物の方は焼津産ブロッコリーのバター炒め、そしてカツオはらも焼き。

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ブロッコリーは魚ばかり食べていると野菜が欲しくなるのでその箸休め的に。カツオのはらもはやっぱり、焼津に来たら食べておかなきゃいけないでしょう!! 焼き立て熱々を頬張ると口中に広がるカツオの風味と旨味…ああ、これぞ焼津という逸品でしたわ…。


お酒の〆は「喜久酔」の特別純米酒を。

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旨味も含み香も強いのですが飲み口が非常にあっさりしています。なるほど…この「あっさり感」こそが静岡県のお酒の特徴なのかもしれないと、今日飲んだお酒全て振り返りつつそう感じました。

食事の〆にはダシたっぷりのマグロ茶漬け。

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ダシがめっちゃ滋味溢れてて最高。そしていい具合に湯が通って半煮えになったマグロをご飯と一緒にかっこむとね…ああ…これを幸腹と言わずしてなんと言う!!


今回訪れた「酒季の蔵」さん、お店の大将の日本酒と魚に対するこだわりがしっかり感じられてとても良いお店でした。こうしてたくさん飲んで食べて大満足。焼津での夜は更けていくのです…。

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