2019年7月・静岡で鉄道と海の幸を楽しむ旅(8)
2019年 09月 12日 (木) 22:22 | 編集
- 三日目(後編)・土肥温泉、粋松亭での一夜 -

さあ、清水港からフェリーで伊豆半島の土肥港へとやって参りました。

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同じフェリーのターミナルでも清水港と比べると随分と小さいです。清水港のターミナルは立派なビルが建っていましたが、こちらの土肥港は小さな建物がポツンと一軒…。


辺りはのんびりとした眺め。

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砂浜の広がる海岸線には水着姿の人たちが見えます。海水浴場になっているのでしょう。


さて、ここから本日の宿まで歩いて向かうことにします。

まずは大きな通りに沿って歩きますが、途中から小道に入ってずっと海沿いを歩いていきます。途中、公園を横切ったりして…道中、若山牧水の銅像と碑が建っていたりしました。

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と言うか、この像のバックに見えるのがまさに今晩の宿、なんですけどねw


こうして、土肥港から歩いて15分程。本日の宿、粋松亭さんへとやって来ました。

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なかなかに立派な旅館です。ロビーも広くて綺麗。

部屋は勿論、純和室。

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そしてここの旅館、ちょっと感動したのが、なんと浴衣を選ばせてくれるんですよね。女性向けのサービスで浴衣を選べるってのは割と多くの宿で見かけますけど、男性にもそのサービスを行っているところは非常に少ないのではないか、と。

男だって浴衣でお洒落してみたいので、こういうサービスは大歓迎です!!

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三種類ほどあった中から、緑色の浴衣をチョイス。個人的に緑色大好きなので…w


さて、部屋に案内されて宿の説明だとか色々と聞いて…そしてしばらくするとなんと、ウェルカムドリンクとして抹茶とお菓子のサービスがあります。これはびっくり。

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今回のこちらの宿、普段の旅行で泊まる旅館よりも少しだけお高いランクの宿を選んでみたのですが、するとやはりサービスが全然違ってくるもんだなぁ…と妙に感心。

そして抹茶と一緒に出された特製の牛乳プリン(右側)がめちゃめちゃ濃厚で最高に美味しい!! このプリン、そのあまりの美味しさにお土産に求めるお客も多いそうですが、なんでも出す当日に作って日持ちが効かないのでこうしてここの宿に泊まらないと食べることが出来ないのだそう…。


さあ、抹茶を頂いて部屋でしばしのんびり…そして温泉に浸かってきます。最上階にある展望露天風呂で、潮風を感じつつ、大海原を眺めながら入る温泉はもう、開放感が最高でした。

一日目に寸又峡で入った温泉は森の中に囲まれてひぐらしの鳴き声など聴きながら入る感じで、それも風情があって素敵でしたけど、こちらの温泉の開放感もたまりません。こうやって場所によって、宿によって全く趣の違う温泉を楽しめるのも旅の楽しみですよね。


お風呂を出て部屋でしばしのんびり。そして…いよいよお楽しみの夕食です!! ちなみにこの宿の夕食は部屋食。他人を気にせず、のんびりゆったりくつろげながら食べられるのが良いですね。

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さあ、まずは目にも涼しげで美しい前菜の数々。トマトのワイン煮や無花果の黄身酢など非常に凝っています。味もさっぱりとした味付けのものばかりで、夏の一皿目としては食欲が湧く感じでとても良いですね。

そして生ビール。

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土肥港→宿が意外に距離があって、おまけに港の周辺は結構坂道だったりして結構歩き疲れたのと、温泉で身体が温まったのもあってビールが実に胃に染みます。やっぱり夏はビールだよ!!


ビールをあっという間に飲み干し、日本酒にチェンジ。

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こちらの宿、富士錦酒造さんの日本酒4種の飲み比べセットというのがあったので、まずはそれを頼んでみました。きちんとお酒ごとにグラスの形を変えて、グラスの手前に種類も書いてあるのが分かりやすくて良いです。

それにしても本醸造の入ったグラス、随分変わった形をしていますよね…こんな曲がった形の日本酒グラス、初めて見ましたわ。

さて、日本酒を味わってみます。本醸造はまず、昨夜の焼津のお店で飲んだ本醸造3種に比べると普通に本醸造っぽい雰囲気。純米酒はやや酸味が強めですが旨味も濃い。純米吟醸は香りが良くさらりとしています。大吟醸はとにかく非常にフルーティ、こんな感じでしょうか。


さあ、日本酒とくれば刺し身です。

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この日のお造りは尾頭付きのイサキに、それと金目鯛とカンパチ、伊勢海老。どれも鮮度は抜群言うことありません!! さすが伊豆半島、海の近くは出てくるもの違う…。

そして刺し身に付いてくるワサビが生の本ワサビと言うのがまた泣かせます。伊豆と言えばワサビの名産地でもありますからなぁ…。


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玉蜀黍のしんじょう。汁がとっても優しい良いお味で、すっと胃に染みていきます。

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アジのユッケ。唐辛子の効いたピリリと刺激的な味。こういうの好き~!!

日本酒4種ですが、こうして食事をしながら味わってみると純米吟醸が一番飲みやすいですね。ついで大吟醸、純米酒、本醸造の順でしょうか。まあこれは個人的な好みもあるとは思いますが。


本日の特別料理。アワビのグラタン。

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アワビと色々な野菜と一緒に白味噌風味仕立てのグラタンにしたもの。ああ…こんな贅沢しちゃって良いのでしょうか。これは本当に贅沢…。

鮎の三種焼き。

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一匹の鮎を部位毎に塩焼き、唐揚げ、伊豆煮(甘い味噌煮)にしてあるもの。鮎をこんな風に部位毎に別々の味で食べるというのは初めてですね。それにしても鮎って、色々な食べ方で美味しく食べられる魚なんだなぁ…としみじみ。


日本酒飲み比べセットを飲み干してしまい、大吟醸を注文します。

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ガラス製の徳利がなんとも洒落ていて可愛らしいです。こういうのでお酒を飲むと一層美味しく感じられて良いですよね。

長芋そうめん。

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海老を卵の黄身で和えたものや茄子を煮たのなどが乗っていて、味は勿論のこと目にも楽しい。実に夏向きな一品でした。

そして窓には夕暮れ時の空。

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この時間の、変わりゆく空の色もまた、ご馳走の一つですよね。


ここで鍋に火を入れます。

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こちらの宿の夕食、基本的には一品ずつ順に運ばれてくるのですが、鍋は最初からテーブルに置いてあって、客が任意のタイミングで火を入れて食べられる様になっています。

ちなみにこの日の鍋はハモのすき鍋。これが汁が実に滋味溢れる味わいで本当に美味しかった…ハモ自体は湯引きしてあるのでさっと汁にくぐらせるだけでいけちゃうんですよね。


締めのご飯、そして締めのお酒に純米吟醸を。

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ご飯は生姜とじゃこの混ぜご飯。付け合せの漬物も美味しいし、これらを一緒に頬張ってそこに日本酒を流し込むと…ああ、日本人に生まれてよかったとしか言いようがありません。

お酒の方ですが、やはりここのお酒は純米吟醸が一番飲みやすいですね。非常にバランスが良いです。シンプルにご飯と合わせて飲んでみるとよく分かりますね。

それにしても普段はご飯(お米)をあまり食べない僕ですが、この宿のご飯は美味しくて、持ってこられた分全て平らげてしまいました。まあ普通の白いご飯でなく、生姜ご飯ということで味がついていたので、それだけで充分お酒のアテになっちゃうんですよね…。


そして最後にデザート。

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和食会席のデザートで果物が出てくるのは定番ですが、それだけじゃなく塩アイスなども付いてきます。また盛り付けが綺麗でまるで洋食のデザートみたいだなぁ…と。

更にこの宿、デザートの後でもう一品出てきます。

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なんとこちら、夜食に召し上がって下さいとのこと。夜食まで出てくるなんて、一体どれだけ至れり尽くせりな宿なんだ…恐ろしい!!

こうして、粋松亭さんでの一夜は大満足にして大満腹で過ごすのでありました。

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