「YUKIHIRO TAKAHASHI Special Live 2019」。
2019年 09月 09日 (月) 17:28 | 編集
昨日ですが、東京・新宿で行われた高橋幸宏さんのライブに行ってきました。強めの台風が関東に接近という大変な状況のさなかでしたけど…でも行って良かった、本当に良いライブでした。

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今回のライブ、「YUKIHIRO TAKAHASHI Special Live 2019」と題したライブで、なんでも新宿文化センター開設40周年記念のイベントみたいですね。


さて、台風が近づいているとのことでしたが台風が来るのは夕方以降、ということで昼間は全く何の影響もなかったのでこちらを午前中に出て新宿には14時前くらいに到着。

時間もあるのでまず、会場を下見に行くことにします。というか万が一ライブへ行く時間に台風が直撃とかしちゃうと色々混乱しそうなので、とりあえず一度行って場所をきちんと把握しておいた方が良いかな…という気持ちで。


会場の新宿文化センター。

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東新宿の駅が最寄り駅になるのですが、実は東新宿駅の出口から、ほぼ屋根のあるルートで行けることが分かったので、これなら雨が降ってもなんとかなりそうだとちょっと安心。


ちなみに会場には本日のライブのポスターが。

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これを見るだけで気分が盛り上がってきますね。


さて、一旦ここでホテルにチェックインして一休み。そして夕方、16時半くらいにホテルを出て会場へ向かいますが、この時点でも天気は晴れていて本当に台風が来るのかなぁ…と言う感じ。

そして会場に到着。開場は17時と言うことですが僕が着いた時点で結構な数のお客さんが来ていました。待機列に並ぶことしばらく、ほぼ17時ちょうどに開場。

場内ではグッズ販売とかもありましたが、特に興味を惹かれるものも無さそうだったのでそのまま客席へ。僕の席は2階席の端の方で、お世辞にも良い席とは言えない席でしたけど、でも持参のオペラグラスを使えばステージは余裕で見える感じだったので別に問題ありません。


さあ、待つことしばらく…開演時間が近づくにつれて場内ほほぼ満席に。今回のライブ、台風の影響で来るのを止める人も結構いたりして会場ガラガラになったりするんじゃないかと思いましたけど、全くそんなことは無かったですね…w

ステージからはギターの音だとかが聞こえてきます。おそらくチューニングや最終的な楽器テストなどを行っているのでしょう。


そして17時半。

ステージに今回のバンドメンバーが姿を表します。皆がそれぞれの場所にスタンバイした後、遅れて入ってくる幸宏さん。本日はシャツにしっかりとネクタイを締めたブリティッシュなスタイルでかっこいい。やっぱりいつ見てもこの方は本当にお洒落でかっこ良いです。

さあ、ライブが始まりました。

まず1曲目には「SET SAIL」。アルバム「A Sigh of Ghost」収録の曲ですね。なんだかちょっと意外な始まりな気もしますが、でもライブの幕開けとしてはこのちょっと壮大な雰囲気も良いかもしれません。そして幸宏さんの歌声が非常に冴えています。

場内に響き渡る、倍音の多い幸宏さんの歌声に早くもうっとり…。

続いて2曲目。幸宏さんがエレキギターを手にして歌い始めたのは「EPISODE 87」。アルバム「...Only When I Laugh」収録の曲ですね。この曲に限らずこのアルバムの曲は青春って雰囲気の曲が多い様に思います。

3曲目、ギターをエレキからエレアコに持ち替えます。演奏されたのは「Looking For Words」。アルバム「LIFE ANEW」の曲ですね。爽やかなロック調の曲で、なるほど…幸宏さんのアコギが良い味を出しているなぁ…と。


さて、4曲目なんですが、ここで幸宏さんがギターをまたエレキに持ち替え。

そしてここがまず、個人的に第一の山場でした。演奏されたのは「MURDER BY THE MUSIC」!! 初期の名盤「音楽殺人」の、そのアルバムを代表する曲です。

この曲が演奏されたと言うだけでも自分の中で大盛りあがりなんですが…なんと、途中の間奏部分では幸宏さんがエレキのソロを弾いているじゃありませんか!! 幸宏さんのライブ、これまでに何度も観てきましたけど、ギターのソロを弾いたのは知ってる限り初めてです…感激!!

もうこの時点で本当に感無量、これだけでも来て良かったと、そう思った一時でした。


そしてここでMC。幸宏さんのMCはいつも面白いのですが、今回はやはり台風をネタにあれこれ言ってましたね。なんでも矢野顕子さんが台風をどうにかしてくれたからきっと大丈夫だとか…w

(ツイッター上でもなんかそんなやり取りされてたみたいですがw)


MCを挟んだ後の5曲目は「Betsu-Ni」。そう言えばこの曲に関して、スティーブ・ジャンセンとの間になにやら面白いやり取りがあったこともステージで仰ってました。

そして6曲目は「STRANGER THINGS HAPPENED」。アルバム「WILD&MOODY」からの曲ですね。このアルバムはミニアルバムなんだけれど非常にかっこ良い曲が多くて、個人的にお気に入りな作品だったりします。

その中の曲をこうしてライブで生で聴けて…最高としか言い様がありません。

更に7曲目は「KILL THAT THERMOSTAT」。これも同じく「WILD&MOODY」からの曲。同じアルバムからの曲を続けて2曲と言うのも珍しいですし、なによりこのアルバムからの曲って近年のライブではほとんどやってなかったんじゃないかと言う気がします。


ここまで来て、今回のライブ。割と意外な選曲、最近やってない選曲が多いのではという気がしました。実際、幸宏さん自身もMCで「ライブであまりやったことのない曲やりますね」みたいなことを仰っていましたし…。


さて、ここでステージのメンバー紹介。更にスペシャルゲストの鈴木慶一さんが登場です!!

慶一さん登場ということで当然、ザ・ビートニクスの曲をやるんだろう…と、そう思っていたのですが、次に8曲目として演奏されたのは「Now And Then....」。この曲ってオリジナルアルバムには入っていなかった様な気がします。

それにしても鈴木慶一さんが登場して、MCでも幸宏さんとコントみたいに面白いやり取りを繰り広げていたのに、その後に演奏したのが暗い雰囲気のこの曲だから落差がひどい…w


さて、ここで幸宏さん、「慶一くん一人を前に残しますね」みたいなことを仰って後ろのドラムセットにスタンバイ。そう言えば今回のライブ、ここまでずっと幸宏さんはボーカルに徹していましたけど、ようやくドラムが聴けますね!!

演奏されたのはザ・ビートニクスの「ARK DIAMANT」。ああ…なるほど、この曲なら幸宏さんがドラムにスタンバイしたのが分かります。いやこの曲、ツインドラムだと迫力があってめちゃめちゃかっこ良いです…!!

それにしても近年の幸宏さんのライブ、基本的にドラムの方が別でいらっしゃるので幸宏さんが叩く時は必然的にツインドラムになるのですが、2人で叩いてもリズムが狂ったり、おかしな風にダブったりしないのは凄いなぁ…と。やはりそこがプロの為せる技なのでしょう。


次にもう1曲挟んで(慶一さんがボーカルされていたので慶一さんの曲?)、そして11曲目。今回のライブで自分的に二度目の山場、と言うか会場的にも一番の盛り上がりが来ました!!

曲は「EXITENTIALIST A XIE XIE」のラストを飾るあの曲。「シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・Ya・Ya・Ya」です!!

あの独特のフレーズが耳に残る曲、これをライブでやっちゃいますか!!

しかもこの時、慶一さんが会場の観客席に向けて妙な振り付けをしてみせるんですよね。歌に合わせてこの振り付けで皆で踊りましょうと、そういうことなんです。

この時は場内のあちこちで立ち上がっている人もいました。そして座って聴いている人も立っている人も皆、サビの部分ではステージの慶一さんに合わせた妙なダンス(?)を…はっきり言って場内はかなりのカオス空間と化していました。

うん。艦これのイベントで例えるなら艦娘音頭が流れた時みたいな感じw

でも、カオスだけれど間違いなく今回のライブで一番盛り上がった、そんな曲だったのではないでしょうか。ただ曲を聴くだけでなく、奏者と一緒にこうやって盛り上がるのもまた、ライブの醍醐味ですよね。


ここで慶一さんはステージから退場。

そして演奏されたのは「THE LOOK OF LOVE」。バート・バカラックのカバーですね。幸宏さんと言えばバカラックのカバーが多く、またそのどれもが素敵なんですよね。

この曲はちょっとボサノバっぽいリズムでしっとりとして…まさに大人のポップスと言った趣き。しかしそれだけに、先程の「シェー・シェー・シェー」との落差が酷いことになっていましたがw

それにしてもこの曲、最初は幸宏さんはステージ前の方でボーカルに徹していましたが、途中の間奏部分からドラムへ移ったのが意外でした。こういうしっとりした曲でまさかツインドラムをやるだなんて…でもこれが意外にも良かったです。ドラムの迫力が曲のしっとり感にアクセントを与えて…。


それから2曲程あまり聞き覚えのない曲をやって(映画「四月の魚」の曲だったかな)、そして16曲目に演奏されたのは「SOMETHING IN THE AIR」。これは初期の名盤「NEUROMANTIC」の曲ですね。

この曲は割と最近のライブでもよく聴く気がしますが、今回はギターのカッティングが非常にかっこ良く効いたアレンジになっていたのが印象的でした。

元々「NEUROMANTIC」自体はYMOの「BGM」を幸宏さんが一人で作ったらどうなるか、と言った雰囲気の作品なので非常にテクノ感の強いアルバムなのですが、今回のこの曲はテクノと言うよりも完全にポップスといったスタイルになっていましたね。

続いて「今日の空」。この曲も割とライブでは定番の曲ですが、幸宏さんのボーカルが非常によく、会場内に響き渡っていました。

それから「PRAYER OF GOLD」を演奏して、ここでひとまずライブ終了。幸宏さん始め、ステージの皆様が退場されます。


でも、ここで終わりなわけがありません。場内に響き渡るアンコールの声。

その声に応えるかの様に、再びステージに姿を表す幸宏さん達。

ここで面白かったのが幸宏さん、「慶一くんも呼びますね」「あ、この曲じゃなかった」みたいな間違いをされていたところ。つまり、アンコール1曲目では慶一さんは出ず、2曲目で参加されるのに、先にネタバラシしちゃったというオチに…w

演奏されたのは「THE PRICE TO PAY」。「WILD&MOODY」の曲ですが、このアルバムからの曲が3曲も演奏されるというのは非常に珍しい気がします。しかもミニアルバムなので、実にこの作品に収録の曲のうち半分が今回のライブで演奏されたと言うことに…。


さあ、そして本当に慶一さんがステージに登場。幸宏さんと2人でまたコントの様なMC。この時、2人して「ツラいんだよねぇ」を繰り返していたのでもう次にやる曲は何なのか、2人のファンならば誰でも分かってしまいますw

ええ…「ちょっとツラインダ」来ました!! やっぱり鈴木慶一さんがゲストで来たのなら、この曲はやってもらわないと!!


そして最後に演奏されたのは「FOLLOW YOU DOWN」。

こうして、2時間超にも及ぶライブは終了しました。

それにしても今回のライブ、これまでのライブに比べてより一層、幸宏さんのボーカルを前面に押し出す構成だったと、そう思いました。

また、例えばスケッチショウ~「PAGE BY PAGE」の頃のライブは基本、どの曲もフォークトロニカ的な雰囲気で仕上げてきていましたけど、今回のライブは少しロックのニュアンスを効かせた、正統派のポップスという感じでした。

ある意味、ALFA~EMI期の音と言うか、幸宏さん本来の持ち味のポップス感を非常に強く打ち出してきた、そんなステージだったと思います。


しかし今回のライブ、幸宏さんのMCにあった様に矢野顕子さんのおかげなのか、結局行きも帰りも台風の影響を受けずに済んで本当に良かったです。

まあ、もっとも…その分ライブ翌日、つまり今日が酷いことになってましたけどね。おかげで愛知県へ帰ってくるのに難儀しましたわ…w


それにしても高橋幸宏さんはかっこ良い。何度ライブを観てもそう思います。僕もいつか、あんなかっこ良いおじさんになれたらなぁ…。



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