冬の米坂線・旧型気動車と酒と温泉の旅(2)
2009年 01月 16日 (金) 23:59 | 編集
- 快速「べにばな」に揺られて -

新幹線を降り、新潟駅の在来線ホームにて快速「べにばな」の到着を待つ。

一昨年に訪れた時、「べにばな」には国鉄色のキハ52が入っていた。果たして今日はどの車両がやって来るのだろうか。某所からの情報だと、どうやら青いのが来るっぽいが…。


時刻は08時25分頃。快速「べにばな」がゆっくりとホームに入線してきた。


車両は…予想通りに青い(新潟色の)キハ52だ。


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どうせ乗るのなら、一昨年とは違う車両がいいなと思っていたので、これは嬉しい。国鉄色の方が新潟色よりも有難がられる傾向があるのだけれど、でも僕自身は前回国鉄色に乗っているのだから、この新潟色がむしろ新鮮。


そして実は、今回のこの青いコの方が、前回の国鉄色のコよりもハンサムだったりする。

と言うのも、前回乗った車両はフロント部分強化タイプで、前面が鉄板で補強されていて顔立ちが若干おかしくなっているのだ。


…まあ、分かる人にしか分からないどうでもいいこだわり、なんだろうがw


このキハ52、車号はキハ52-120。

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車内はセミクロスシートで、ロング部分の比率がやや多め。

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なぜか車内の吊り広告が全て外されていて、そのせいか車内がスッキリとして見える。


ちなみに、相方の車両はキハ40。

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52の方は結構な人がむらがって写真を撮ったりしているのだが、こっちの40にはあまり誰も見向きもせず。僕も52は10枚以上写真撮ってるのに、40の方は2枚くらいしか撮ってない。なんだか不憫なコだw

まあ…仕方が無いよな。

40はまだまだ全国あちこちで走っているし、相方が52や58だったらそっちに皆の注目が集まるのは当然。


08時36分。快速「べにばな」は新潟駅を出発。車内は各ボックス席が1?2人ずつの乗車率。前回と同じくらいの客数だが、前回に比べて明らかに「鉄」ぽい人が多い。

「べにばな」はまず、白新線ルートで、坂町までを快速運転で走って行く。新潟近郊の街の風景がずっと続く。この辺りは正直、車窓的にはあまり面白くは無い。


米坂線のキハ52は大糸線のとは違って、かなり手が加えられていて、車内はすっかり綺麗に換装されているし、エンジンもカミンズだかどっかのに変えられている。

だからエンジンの唸りも(オリジナルに較べれば)静かで、走りも軽やか(ただしスピードは出ない)。

しかし米坂線のキハ52は未だに非冷房で、逆にオリジナルの古めかしさを残している大糸線の方が冷房設置済と言うのがよく分からない。…まあ、今の季節ならどっちにしろ関係無いのだが。


車内では乗客皆、それぞれに思い思いの時を過ごしている。近くのボックス席にいる2人組は、午前中だと言うのにビールをあおっている。けしからん。うらやましい。鉄道旅で車中飲む酒と言うのは本当に美味いものだからな…。

しかし、僕は飲まない。せっかくの旧型気動車の旅。酔って乗ってしまっては勿体無いし、精一杯走ってくれている旧型気動車にも何か申し訳ない様な気がするのだ。


列車は9時半頃に坂町に到着。ここからいよいよ米坂線へと入って行く。車窓も変化に富んだものとなり、俄然旅らしくなってくるのだ。

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白く雪化粧をまとった木々の間を抜け、遠くには銀の山々を望み、幾つもの清流を渡り…。

一昨年に訪れた時と、そこにあるものは何も変わっていないのだが、しかし前回は季節が初夏。新緑の風景と白銀の世界とではまるで違ったものに見えてくる。


途中、幾つかの駅で列車交換。反対列車と行き違う。今泉では、国鉄色をまとったキハ58+キハ28に出会う。2両と言う短い編成ながら、往年の国鉄急行列車を思い起こさせるその美しい車体に思わず見とれてしまう。

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運用が順当に行けば、この編成が明日の「べにばな」に入ることになるだろうし、当然、僕はそれに乗るつもりでこの時は考えていたのだが、果たして…?


そして、11時35分。「べにばな」は終点の米沢に到着。新潟を出てから3時間にも及ぶ、実に乗り甲斐のある鉄旅だった。


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