冬の米坂線・旧型気動車と酒と温泉の旅(4)
2009年 01月 17日 (土) 09:10 | 編集
- 米沢鯉を食べる -

米沢駅を出て、まずはここで昼食タイム。

さて、米沢と言えば有名なのは米沢牛。実際、街中には何件も、牛肉料理を看板にした店が並んでいる。



…が、実を言うと、僕は肉が嫌いでほとんど全く食べられない。



米沢まで来て米沢牛を食わずに一体何を食うんだwと言う気もしなくも無いが、とにかく、牛以外で米沢の名物は何か?を事前に調べたところ、鯉が有名だと言うことが分かった。

そこで鯉料理の店へ行ってみることにする。「鯉の六十里」と言う店が駅から徒歩10分少々のところにあるらしいので、そこへ向かう。


駅からそんなに遠くないから…と、歩いて行くことにする。今日の米沢は、風もなく穏やかな晴天で、白い世界の中を暖かな日差しを浴びて歩くのはとても気持ちが良い。


…などと思ったのもつかの間、見事に道に迷う。



ああ…またか。まただ!!!


僕と言う人間は、かなりの方向音痴と言う旅好きとしては致命的な欠陥を抱えていて、旅に出る度に毎回必ず1回はどこかで道に迷う。

それで時間をロスしてしまい、行きたかった場所に行けず終いになる…なんてコトもしょっちゅうだ。


ただでさえ、慣れない雪道で歩くのに難儀する中、道が分からなくなりほとほと困る。

途中にあった、「宮坂考古館」で場所を尋ね(受付の人が親切で地図まで渡して説明してくれた)、それでようやくたどり着いたのだが、結局1時間近くうろうろしていた様な…。


「鯉の六十里」はちょっと裏通りの分かりにくいところにあった。確かにこれでは、僕がたどり着けなかったのも無理は無い。

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結構大きな建物で、すぐ近くには池があり、そこで鯉を泳がせている模様。

中に入ると、1階では鯉を使った食品などが売られ、2階が食事処になっている。

yonesaka200901_18

和風の、結構立派な部屋に通される。お客も他におらず、独りでこの空間を占有するのはちょっとイイ気分。


昼のメニューは、定食が3種類あったのだが、この中から僕が選んだのは「鯉丼定食」。

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味噌汁と鯉丼をメインに、奥には鯉の洗いに刺身。手前の皿には鯉煎餅に鯉の煮こごり、鯉の燻製の3点セットと、もう鯉づくし鯉三昧。そこに山形郷土料理の「冷や汁」が花を添えている。

これで2100円。料金だけ見ればちょっと高い気もするが、この内容なら納得だ。


さて、肝心の味の方だが、これが美味い!! とにかく美味い。

鯉丼は、鯉の切り身を蒲焼の様にして焼いたものを載せてある、言わば鰻丼の鯉版と言った感じ。この鯉が香ばしくて柔らかく、また臭みもクセも何も無いのには驚いた。

川魚には、海の魚には無い独特の泥臭さの様なものがあるものなんだが、それが全く感じられない。これは鯉が良いのか料理法が良いのか…多分その両方なんだろうな。

昔、信州で鯉の「甘煮」を食べたことがあり、その時は身が固い魚と言う印象を受けたのだが、この鯉丼の鯉は全く違っている。しっとりとして、トロリと口の中で溶ける。脂も適度に乗っているが、しかし決してクドくは無い。

洗いに刺身はコリコリした歯ごたえで、さっぱりとしている。鯉煎餅や燻製、煮こごりも変わった感じで面白い。

郷土料理「冷や汁」は、「汁」と名が付いているものの、実際にはおひたしの様な感じ。これも他にはなかなか無い、いかにもその土地ならではの料理と言った感じで楽しい。

更に最後はデザートが出てきたのだが、このデザートが和風ゼリーの中に鯉の卵が入っていて、デザートまで米沢鯉を満喫!!なまさに鯉フルコース、と言った感じで大満足の昼食だった。


…米沢の美味いものは、やっぱり米沢牛だけじゃあ無かった。



食後は駅へと戻りがてら、先ほど道案内をしてくれた「宮坂考古館」を訪ねてみる。

親切にしてくれたから、と言うのもあるが、僕はもともと博物館や美術館の類が好きで、地方にあるこういった小さな「○○館」と言うのを見かけるとついつい立ち寄ってしまいたくなる。

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「宮坂考古館」は本当に小さな博物館で、上杉家関連の展示だとかが色々されていた。武将達の甲冑なんかも置いてあり、中にはあの「かぶき者」として名高い前田慶次の鎧なんかもあった。


そう言えば今年の大河ドラマが直江兼続と言うことで、上杉家ゆかりの地である米沢はあちこちで盛り上がりを見せていたが、結局今回の旅行中、上杉家関連で訪れたのはこの「宮坂考古館」だけだったと言う…。


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