2010年9月・日光・南会津の旅(4)
2010年 09月 19日 (日) 23:54 | 編集
- 湯野上温泉での一夜 -

AIZUマウントエクスプレスは16時45分に湯野上温泉に到着。ここで降ります。素晴らしい旅を提供してくれた、この素敵な車両との別れを惜しみつつ…。


さて、湯野上温泉駅は、こんな藁ぶき屋根の駅舎が特徴の駅。

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ここが最寄駅となっている「大内宿」に合わせた駅舎と言うことなのでしょう。


さて、ここから宿へと向かうのですが…行き方がよく分からない。宿に電話してみると、車で迎えに来てくれました。宿の人の運転の車に乗って、駅から5分もしないうちに到着。

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ここが本日の宿「舘乃湯」。こじんまりした宿で、旅館と言うよりは民宿と言った風情。


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部屋は純和室。造りはやや古め。窓が網戸にしてあって、天然の風がなかなかに心地良いです。

ところでこの宿。部屋には風呂はおろかトイレもありません。トイレは共同。古い温泉宿ではたまにありますよね。それ位なら別に驚かないですが、例えばバスタオルが部屋に無く別料金だったり、あとヒゲ剃りを自販機で買おうと思ったら自販機自体が壊れていたり…。

アメニティ面が若干心配になってきますw
(でもヒゲ剃りは宿の方に言ったら無料で頂けましたが)


まあでもとにかく、折角来たのだからまずは温泉へ。温泉は内風呂と露天とあって、内風呂は若干温度が高め。露天はぬるめのお湯で解放感は抜群。他に客の姿も無く、歌なんぞ歌ってのんびり入ってしまいますw

旅先で広い湯に浸かるのってなんとも言えなく気持ち良くってイイですよねぇ。


さあ、温泉から上がったらお待ちかねの夕食タイム。夕食は食堂と言うか宴会場の様になっているところで頂くのだけれど、僕の他に客の姿は一名だけ…どうやらこの日の客は二名だけみたいです。

オフシーズンにややマイナー目の温泉の、それも小さめの宿を選んでいくと結構こういうことあるんですよね。と言うか僕が温泉宿行くと大体このパターンw


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テーブルの上に並んだ料理。お刺身と、あとは前菜など。山の中の宿なので、お刺身はまあ…ごく普通と言ったところ。でも、他の前菜類は山菜だとかが並んでいかにも地の物と言った感じで良いですね。

さて、料理はこれで終わりじゃあなく、この他に色々と運ばれてきます。


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芋饅頭。芋をつぶしてお団子状にして揚げたものに餡がかかっています。


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岩魚の塩焼き。カリカリに焼いてあって、骨も頭もまるごと食べられます。実に野趣溢るる味わい。


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湯葉とウニの入った茶わん蒸し。上品な味です。

これらの料理は全て、出来あがった順に熱々のものを持ってきてくれるんですね。宿の食事って言うとどうしても一度に全て料理が並べられて…てイメージがありますけど、こんな風に出来たてを食べさせてくれるととても嬉しくなります。


中でも良かったのが天ぷら。野菜の天ぷらなんですが、一度に2種類か3種類ずつ、揚げたてのものをその都度持ってきてくれるんですね。種類もオーソドックスなナスやカボチャは勿論、他ではなかなか見ない様なものもありました。

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これ、右側の緑色の葉っぱはミント。ええ、あのハーブのミントなんですよ。それをカラリと天ぷらにしたもの。食感は例えばシソなんかの葉物の天ぷらと同じなんですが、何と言っても香りが独特。あのスウッとした鮮烈な香りは油で揚げても全く消えてないんですよね。

そして左側のほんのり茶色く見えるもの。これはなんと…干し柿の天ぷら!! ええ、あの干し柿ですよ干し柿。そんな天ぷら今まで食べたことも見たこともありません。と言うか発想自体が無かった…。

これが食べてみると甘さは思ったほどに強くはなく、カボチャやサツマイモの天ぷらの様。だけど食感は独特で、ほっこりしているのだけれどでもトロリと口の中でとろける様な感じがあって…。そしてこれがなぜか、日本酒と妙に良く合っちゃうんですよ。


いやでもこの野菜天はどれも本当に美味しかったなぁ。


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こちらは焼き物と言うか鍋物と言うか。恐らく本来ならば馬なり会津牛なり、なにか肉系のものなんでしょうが、事前に肉がダメと伝えておいたところ、魚介と野菜の焼き物になっていました。

食べ物に致命的な好き嫌いのある人間としてはやっぱり、こういう食べ物のワガママを聞いてもらえると本当にありがたいし嬉しくなります。


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〆のご飯は山菜入りの釜めし。素朴で、じんわりと心にしみる様な味。ふるさとの味とでも言うべき味わいですね。ご飯が炊きあがるタイミングで出てくる汁もの(キノコなどの入った汁)もこれまた懐かしいお味。


いやでも…料理はどれもなかなかに美味しかったです。だからついつい酒も進んじゃう…wビールの大瓶をまず開けて、それから日本酒飲んで…。


更に部屋に戻ってからも缶ビールで飲み直しして…こうして、湯野上温泉での一夜は更けて行くのでありました。


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