2011年1月・冬の北陸・最後のキハ58に別れを告げる旅(2)
2011年 01月 24日 (月) 09:21 | 編集
- 雪の飛騨古川、そして富山・美食の夜 -

飛騨古川の駅で降り、町をぶらぶらと散策してみます。

飛騨古川は10年程前に一度訪れたことがあって、「飛騨の小京都」と言われる通りにとても情緒ある町並みだったことを覚えています。


これが雪景色となるとまた別世界。

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古い町並みに小川のせせらぎ…そこにしんしんと雪が降り積もって。辺り一面はただただ静寂に覆われて、なんとも言えない風情のある光景が広がります。

そして、風が全く無いせいなのかこんなに雪が積もっているのにまるで寒さを感じません。ただ、足元がつるつると滑るので歩くのに非常に気を使いますがw


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大きなお寺のお堂。


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こちらは造り酒屋の渡辺酒造店さん。雰囲気のある建物に魅かれて入ってみたら酒造店で、あれこれと日本酒試飲させてもらって…お土産も買ってしまいました。その酒レビューはこちらをどうぞ。

しかし僕…ビールにワインに日本酒と、もう飲み過ぎですよね?w


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最後に訪れたのは「飛騨古川まつり会館」。飛騨古川の祭りで使われる山車などが展示され、実際の祭りの様子が立体映像で上映されていたりもします。

この日は僕の入った時、他にお客が全くおらず…その為か係員さんが付きっきりで色々と解説だとかして下さってとても親切でした。展示自体も面白いので飛騨古川を訪れるならば行っておきたいスポットです。


ただ…3Dの立体映像で「はだか祭り」な映像見せられても…屈強な漢(おとこ)達の肌と肌とのぶつかり合いが画面から飛び出して…アッー!!w


飛騨古川で2h程滞在し、再び特急「ひだ」に乗っていよいよ富山を目指します。


飛騨古川を15時23分発の「ひだ11号」に乗車。車窓は一層と雪深くなって行きます。そんな中、エンジンの唸りを高らかに進むキハ85。

そして16時42分。終点の富山に到着です。

駅隣接のお土産屋さんに寄って、会社用の土産などを購入。そしてホテルへ向かいます。今夜の宿は駅前にあるホテルアルファワン。ごくごく一般的なビジネスホテルと言った感じですが、大浴場があるのがポイント。

部屋は正直、そんなに広いとは言えませんが…wでもお値段も安かったので。僕の泊まったお部屋は確か二泊で9000円前後とかでした。


ホテルにチェックインし、大浴場で一っ風呂浴びてさっぱり。さあ、後はもう飲むだけです!! …いや飲むだけも何も朝からずっと飲んでるんですけどねw


向ったのは、ホテルから歩いて数分のところにある「だい人」と言うお店。

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雑誌やネットで調べて、なかなかに美味しいものを食べさせてくれそうなお店だなと言うことで今回チョイスしてみました。個人的には、でかでかとヱビスビールの看板を掲げているところが好感度大ですね。これがスードラだったら店入るの止めるところですw

店内に入り、カウンターに座るや否やお店の人が上着を預かってくれます。こういう心遣いってイイですよね。冬にお店入った時って何気に上着って結構邪魔だったりするんですよ。


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さあ、まずは生ビールを注文。もちろんヱビスです。そして付きだしには何やら野菜を切ったものが。漬物かな?と思い食べてみると違います。切った野菜がだし汁に浸かってあります。これがサッパリとして実に美味しい。


ビール飲みつつ、まず最初に注文したのはこちら。「げんげ」の天ぷら。

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富山では、他ではなかなかお目にかかれない様な変わった魚を色々たべることが出来ますが、げんげもその一つ。深海魚で元々は価値の無い魚つまり「下の下」がなまって「げんげ」と言われていたもの。

それが近年ではその美味しさが見直され、富山名物としてあちこちのお店で出されたりします。名前も「下の下」ではなく「幻魚」と立派な漢字まで充てられて…時代変われば扱い変わると言いますかw

このげんげの天ぷら。お味の方はと言うと…これがもうめちゃ美味!! ふわっとしてトロッとして、口の中で溶けていく感じ。この独特の食味はちょっと他のお魚では味わえません。富山方面へ旅するのなら是非試して欲しい食べ物ですね。


天ぷら食べ終わる頃にビールを飲み終えて日本酒にチェンジ。

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勝駒の純米吟醸。アッサリとしてキリリと引き締まっています。


日本酒にはこちら。お刺身の盛り合わせ。

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メジマグロにブリ、ボタンエビに鱈の昆布締め。そして水ダコ。どれもこれもとっても美味しい。凄く新鮮な魚を使っているのだなと分かります。

なかでも個人的にはタコが絶品でした。茹でダコではない生のタコと言うのはほとんど食べたことが無かったんですが、クニュクニュとしてでもすっきり歯でかみ切れて…あっさりとしている様でコクがあって甘くって…。

いや、タコってこんな美味しいものなんだなぁとその価値を再確認させられる食べ物でした。


ここで、メニューにあって気になっていた「酔っ払い蟹」と言うものを注文。

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これ、何かと言いますと「甲箱蟹」つまりズワイガニの雌を生きたまま、酒と醤油とに漬け込んだものなんです。つまり蟹を沖漬けの様に調理したもの。

これがもう美味いのなんのって!!!

身も甘くて柔らかくて美味しいのですが、特筆すべきはその内子の旨さ。トロトロとして濃厚濃密。甘みと旨みとの凝縮感が物凄いんですよ。口に含むたびにやってくる半端無い多幸感。いやあこれは凄い…久々に「凄い」食べ物を食べたって気分です。

お値段が1500円とちょっと高いのですが、それだけ出す価値は充分にありました。

ここでお酒を成政の純米酒にチェンジ。どっしりとボディのある日本酒で、どこか常圧の米焼酎を思わせる風味もあってふくよかで香ばしい。その芯の強さが蟹の濃厚な味わいと非常によく合います。

濃厚な旨みの蟹の沖漬けとどっしりコクのある日本酒。これはもう酒好きにはたまらない至極の組み合わせと言えるでしょう。いやぁ幸せ幸せ。


締めには鍋を。

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最初に天ぷらで頼んだ「げんげ」の鍋を頂いてみます。げんげの皮の部分についたトロッと言うゼラチン質が口の中でとろけて…いやぁこれは体が温まります。締めには持ってこい。げんげって揚げ物が一番なのかなと思ってたんですが、こういう鍋や汁ものもイケるんですね。

お酒は千代鶴の純米吟醸を。ほのかに果実香を感じさせつつ、キリリと引き締まった辛口の酒。非常に瑞々しい味わいでありながらもボディもしっかりとして、美味しい日本酒。締めの一杯にふさわしいお酒でした。


と、散々飲んで食べて、お代は7000円ちょうど。今回、酔っ払い蟹と言うちょっと高いものを頼んでしまったのでこの値段ですが、他のメニューは総じて安かったので、普通はもっと安く食べられるハズだと思います。独りでなく数人で行けば尚更。

とにかく、富山駅近くでは大変にオススメの店だと感じました。もしまた富山を訪れる機会があれば行ってみたいなと思います。


この後、ホテルに戻ってシャワーを浴びて、それからビールで飲み直し。こうして散々に飲んで酔っ払って…富山での一夜は更けて行くのでした。


さあ、明日はいよいよ。キハ58とのご対面だ!!


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