2011年1月・冬の北陸・最後のキハ58に別れを告げる旅(3)
2011年 01月 28日 (金) 08:30 | 編集
- キハ58との最後の旅(1日目) -

1/19(水)。早朝に起きて早々とホテルを出て、6時半にはもう富山駅へと降り立ちます。昨日はホテル戻ってからもビールの観直したりとかなり飲んでしまいましたけど…でもなんとか無事に起きられて、二日酔いとかもなく一安心w

高山本線の出る、2番線ホームへと行ってみると…いました、キハ58が!!


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今回、僕の旅の相手をしてくれるのは高岡色のキハ58たち。

ちなみにこちらは正確にはキハ58ではなくキハ28。キハ58のエンジン1つ(その代わりに冷房装置用の電源積んでる)ヴァージョンですね。

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形式はキハ「28 2346」。


さて、もう一両、高山方面よりの方へと回ってみますと…。


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パノラミックウィンドウ車ktkr!!

現役で残ったわずかなキハ58のうち一両に、貴重なパノラミックウィンドウ車が残ったと言うのがなんだか凄いと思いませんか?


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ちなみにこちら、形式は「キハ58 1114」。


さあ、車内へと乗りこみましょう。


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客室内はデッキ付近がロングシートに改造されてはいるけれど、その他は昔の面影をかなりしっかりと残しています。ずらりと並んだ向かい合わせの固定クロス。往年の、国鉄長距離列車の匂いをぷんぷんと漂わせています。

ちなみにこちらはキハ58側の車内。


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キハ28の車内はこちら。一見同じ様に見えるんですが、実は細かい部分で色々と違いが。


例えば吊革。

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キハ58は丸い吊り手、キハ28は三角の吊り手だったりします。


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キハ58の冷房装置吹き出し口はこんな風にダークなカラーリングとなっています。


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キハ28は荷物棚はなんと、本当の「網棚」!! 時代を感じさせます。


さて、僕が車内へと入った6時半過ぎにはほとんど乗客もいませんでしたが、7時が近づくにつれて次第に増えて行きます。最終的には、ワンボックスに一人ずつはお客のいる状態に。

そして、客層が…過去2回の訪問時とは明らかに違うのが分かります。つまり、同業者(笑)の比率が多い。やっぱり最後だから皆乗りに来てるのでしょうか。


さて、7時7分。僕の乗ったキハ58はゆっくり、ゆっくりと動き始めました。DMH17Hエンジン特有のカランカランと言う軽快なアイドリング音。それが一転、ブォォォゴォォォと低いうなりに変わります。この音の切り替わる瞬間とかたまらないですよね?

この感覚、同士(笑)の皆さまならば分かって下さる…ハズ!!


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キハ58は雪の原野をひた走ります。旧型気動車に雪景色…日本の鉄道風景の素晴らしい一コマだと思います。でもそれももうじき見られなくなる…。


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富山を出て約30分。越中八尾の駅へと到着。おわら風の盆と言うお祭りで有名な土地だけれど、雪のこの季節には人もまばら。どこか寂しさすら漂います。しかしそんな風情がまた、旧型気動車の旅には似つかわしくて良いのかな、と。


30分ほどの停車時間の後、再び富山へと出発。この折り返しの列車は通勤通学列車としての需要があるのか、途中で結構な乗客があります。

ちなみに、行きの富山→越中八尾はキハ58に乗車していたのですが、今度はキハ28の方へ。エンジンが一つなせいか唸りが若干おとなしく感じます。が、車内に時折、オイルの香りが漂ってきたりでこれもまた気動車ならではと言った感じで良いですね。


富山に8時35分到着。ここでまた20分ほど停車してからまた越中八尾へ。再びキハ58の方へと座席を移動し、ここで缶ビールを開けちゃうこととしますw

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これまで、旧型気動車の旅では車内ではあまり飲まずにいることが多かったのですが、今回はもう飲むこととします。最後のお別れ…涙酒です。


飲みながら、色々なことを考えます。思えば僕のこの数年の旅は、いつもいつも旧型気動車達が…いやキハ58がその中心にいました。


米坂線も花輪線も気仙沼線も…全て全て、キミに会いに行く為の旅だったんだよ。そして今過ごすキミとの最後の一時。キミとの永遠が欲しかった。キミのこと、本当に本当に大好きだったんだ。

キミが全国を駆け巡っていた、あの頃に時を戻せるのならば…でもそれは決して叶わない夢。ならばボクはせめて、残されたこの限りあるキミとの時を、悔いの残らないように過ごしたい。キミのことをずっとずっと忘れない様に、この胸に刻みこむ為に…。



再び到着した越中八尾。

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先程訪れた時とは違い、かなり激しく雪が降っています。雪とキハ58は本当によく似合う。


越中八尾の駅でもう一本ビールを買い、帰りはやはりキハ28に乗車。しっかり雪が降って来たからなのか…意外と車内が冷えます。と言うかキハ28、窓から隙間風が…w


そして富山に10時23分に到着。今日のキハ58との旅はこれで終了です。

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「ありがとうね…また明日、もう一度会いに来るから!!」


そう僕は彼に別れを告げ、高山本線のホームを後にするのでした。


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