2011年1月・冬の北陸・最後のキハ58に別れを告げる旅(5)
2011年 02月 02日 (水) 01:11 | 編集
- 魚津にて美食の夜 -

富山へ戻り、とりあえずはちょっとホテルで休憩。ちなみにホテルは昨日も泊まった「アルファワン」。こんな感じのごく普通のビジネスホテルです。

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部屋は綺麗だけれどお世辞にも広いとは言えない感じ。だけど、男一人で泊まる分には全然充分でしょう。値段が安いのと、それでいて大浴場付きなのが今回ここのホテルを選んだ決め手でした。


旅行は、例えば温泉宿に泊まってのんびりくつろいで、出される夕食を愉しむのもいいけれど、でもこういうビジネスホテルに泊まって自分で地元の居酒屋なんかに飲みに行く方が好きなものが食べられて良いかもな、なんて最近は思います。


ホテルで1時間ほど休んで、時間が17時を回った頃。再び出発です。今日はこの辺りの飲み屋じゃあなく、ちょっと足を伸ばして魚津まで行くことにします。

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富山駅でやって来た普通列車は元急行型の475系。北陸地区って本当に国鉄型車両の宝庫ですよね。だけどこの光景も、たぶんあと数年で見られなくなっちゃうんだろうなぁ…。

ところでこの475系。車内の暖房が効き過ぎてて暑かった位でしたwでも寒い雪国だけにこれ位に効いてた方がありがたいかもですね。と言うか僕の地元の某名鉄とかに見習ってもらいたい位です。暖房ケチり過ぎなんだよなあの鉄道会社…。


列車に揺られること25分ほど。魚津までやって来ました。そして向ったのは駅のすぐ近くにある「海風亭」と言うお店。ホテルの一階にあるお店ですね。

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実はこのお店、何年か前に富山行った際、お昼ご飯を食べに訪れているんですよ。その時に食べた「げんげの竜田揚げ」が凄く美味しかったのでもう一度食べたいなぁというのと、せっかくなので今度は夜に訪れてみようか、と。


カウンターに腰掛け、まずはビールを注文。雪国で寒いのにビールは飲みたくなる不思議w

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付きだしにはタラコを甘く煮たもの。どこか懐かしくてホッとするお味。


さて、ビールを飲みきってしまわないうちに…まずはお目当ての「げんげ竜田揚げ」を。

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ああこれこれ…これですよ。これを食べたかったんだ!! いただきます!!!

これがね…食べてみるともう外はカリッカリのサクサクなのに、中はふわっとろにジューシィで何コレ魚なのォ?と叫びたくなる不思議食感。骨ごとまるごと揚がってるんだけれど、まるで骨なんて感じさせないんですよ。本当に不思議な面白い魚。

この魚の存在自体に富山湾の神秘を感じてしまいますw

同じ魚を同じ様に揚げて調理してあるんだけれど、昨日食べた天ぷらとはまた違った感じで楽しめます。ちなみにこの竜田揚げ。タレも付いてくるんですが、でも衣に充分な味が付いているのでそのまんま食べても美味しいです。


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ここで酒を日本酒へチェンジ。純米大吟醸の越中懐古。すっごく香り高いお酒。青リンゴの果実香がぷんぷんと漂います。ふくよかな甘味があってボディも意外にしっかりしています。


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お刺身は富山湾名物の白海老を。甘くてトロトロで口の中でとろけちゃいます。


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焼き物はボタンエビを。ちょっと頭がでかくてゴツい、ヘンな形の海老なんだけれど、でも甘みがあって美味しい。特に頭に詰まった味噌が絶品。

ここで日本酒を純米吟醸の朱夏に。これも香り高くて好みな雰囲気。先程の純米大吟醸と比べるとやや米っぽい雰囲気もあるけど、でも非常に華やかな味わい、香りのお酒で美味しいです。


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最後は鍋でも…とアンコウ鍋を頼んだら予想以上にしっかりきちんとした鍋が出て来てビックリ!!w飲み屋さんの一人前の鍋と言えば、昨日食べた「げんげ鍋」みたいな小さな器の鍋を想像するんですが…結構大きな鍋がやって来ちゃいましたww

中には野菜もたっぷり入って、そしてアンコウは身だけじゃなくて肝とか胃袋とか、いわゆる七ツ道具ぽいのも入ってます。汁の味付けも濃すぎず薄すぎずちょうど良くって、体暖まるしまさに冬の味覚って感じですね。

得体の知れない内臓(?)のクニュクニュした食感とかも面白くってイイですwしかしこうして食べてみると、アンコウって本当に可食部分の多い魚なんだなってことがよく分かります。骨だって軟骨みたいなもんだから食べようと思えば食べれちゃうし。

鍋つつきつつ、日本酒をこの店オリジナルの「おどの記憶」に。先程二つのに較べてやや辛口な感じ。でも香りは良いですね。富山のお酒って香り高いものが多いのかもしれません。


ここで店の主人に、「げんげ」について話を振ってみたらなんと生のげんげを店の奥から持ってきて見せてくれました。このお店で竜田揚げに使うのは、あまり大き過ぎないサイズのものを選んでいるのだそう。大きくなると骨が気になって食べにくくなるのだとか。

あと、げんげは皮がぬるぬるとゼラチン質なのが特徴なんですが、竜田揚げにする際はその皮をはいで調理しているとおっしゃってました。身だけになっているからこそ、あのとろっふわの不思議食感が味わえるのかな。

逆に昨日食べた「げんげ鍋」は皮のゼラチンのとろみを味わう感じでした。同じ魚でもその下ごしらえ・調理法によって色々味わい方が変化する。うーん…ますますこの「げんげ」と言う魚に興味が湧いてきましたw富山以外でも食べられないもんですかねぇ。


と、散々飲んで食べてお代は7800円ほど。昨日よりも高く付いちゃいましたwでも、まあアンコウ鍋とか結構なお値段してましたからねぇ。まあそれにせっかくの旅行。食べ物にはお金かけたいなぁ、と。

この後電車乗って富山へ戻り、ホテルの部屋でまた一人飲み直し…と、昨日同様に散々に飲んで酔っ払いながら富山での夜は過ぎて行くのでありました。


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