2011年1月・冬の北陸・最後のキハ58に別れを告げる旅(6)
2011年 02月 07日 (月) 15:13 | 編集
- キハ58との最後の旅(2日目) -

1/20(木)。今回の北陸旅行も今日が最終日。

昨日同様に早起きします。朝6時前には起床し、そして6時半にはホテルを出て富山駅へ…。そう、今回の旅の目的であるキハ58と一緒に過ごす時間。その為だけに。


天候は昨日よりもかなり悪い感じで、降りしきる雪がときおり吹雪の様になります。そんな雪が叩きつけるホームにキハ58は今日も待っていてくれました。

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車両は昨日と同じく、高岡色パノラミックウインドウのキハ58-1114。


と言うことは相方は当然、高岡色のキハ28-2346。

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そしてこの顔を見て下さい。前面一面に貼りついた雪…。いかに本日の天候が厳しいかを物語っているかの様です。


最後のキハ58。その姿をしっかりこの目に、心に焼き付けようとホームをぐるぐる周り、そして写真を何枚も何枚も撮り…。

そうしているうちにいつの間にか僕のダウンジャケットも雪まみれに。仮にもホームにはきちんと屋根あるのに、そんなのお構いなしで横から殴りつけてくる猛吹雪。今日の天候、本当にかなりヤバイ感じがします…。



さて、7時7分。キハ58はゆっくり…ゆっくりと動き始めました。エンジン不調なのか、最初の出だしはかなり鈍かったものの、動き出せば何と言うことはありません。重厚なエンジン音を響かせ、雪景色の中をただ走って行きます。

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朝もやの中の雪景色と言うのも幻想的で良いですね。


乗客の数は昨日と同じくらい。地元客と「鉄」と半々くらい。そして途中駅で通学の女子高生達がたくさん乗って来ます。皆いかにも田舎の子と言った感じで垢抜けないのだけれど、でもそれが逆に可愛らしくも思えます。

最近の子は、特に都会の子なんて若いうちから化粧だなんだと着飾ってしまいがちだけれど…中高生の若いうちはそのままが一番キレイなのに勿体ないなぁ…なんて旅人は一人思うのでした。


さて、本日の高山本線。この雪でダイヤが乱れまくっていました。但し、乱れているのは全て対向列車のみ。このキハ58は普通に難なく雪の中を走っているんですね。旧式のDMH17Hエンジンを響かせながら、降りしきる雪をもろともせずに走って行きます。

だけど対向列車が遅れているせいで途中駅何度も何度も待ち合わせ…結局、このキハ58のダイヤ自体もどんどんと遅れて…。


ふと思ったんですが、対向列車と言うのは全てキハ120なワケなんですが、やっぱりあの辺りの新型気動車って雪だとかに弱いんじゃないでしょうか?

そう言えば以前米坂線に行った時も、キハ52や58の列車は遅れてなかったのに新型のキハE120とキハ110連結の列車が遅れているのを見た様な覚えがあります。



結論。



新型気動車はポンコツ。



うん、やっぱりキハ58やキハ52なんかの旧型気動車は残すべきだと思う。歴戦の勇者だけあって多分本当に「強い」んだと思うんだ、彼らは。



さて、終点の越中八尾には10分か15分程の遅れで到着。

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やはり昨日訪れた時よりもかなり雪深くなっています。


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ホームの雪も深く…そして雪国の駅にたたずむキハ58。もうこの姿も見納めなのか…。


ここからは昨日と同様に折り返しの旅。富山⇔越中八尾を二往復の旅です。往路は58側、復路は28側に乗車すると言う昨日と同じスタイルで。

但し今日は昨日と違って酒抜きで。最後のお別れをしっかりと噛みしめる様にただただ…ただただひたすらに…乗り続けます。


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帰り道、速星の駅では特急「ひだ」とのすれ違い。もうこの光景が見られるのもあとわずか。


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一往復して戻って来た富山駅にて。びっしりと付いた雪。高山本線の雪深さを物語っています。


往復旅の道中、何度か途中の駅で降りて写真を収めます。

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キハ58-1114、キハ28-2346…。キミ達と共に過ごしたこの時間を僕は一生忘れないよ。



そして10時半近く。

僕を乗せたキハ58は富山駅へと戻って来ました。

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ふと気付けば、この2日間で彼らとともに過ごした時間は9時間にも及んでいました。本当のことを言えば、もっともっと…もっとずっとずっと一緒に過ごしていたいけど…でも、もうお別れだね。


ありがとう、キハ58!!

キミはもうすぐ鉄路からいなくなって、そしてやがて…人々の記憶からも忘れ去られて行くのかもしれないけれど…でも僕は、僕だけは!! キミのこと絶対に忘れないから!!!

キハ58と言う「名車」が存在したこと。僕は自分の命ある限りは絶対に忘れないから!!


そう誓って僕はホームを後にするのでした。


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