三十●歳記念旅行・再びの米坂線(8)
2009年 03月 11日 (水) 22:57 | 編集
- 「みのりん」と行く陸羽東線の旅 -

「みのり」の車内、乗客は数えるほどしか乗っていない。僕の乗った1号車に関して言えば、僕以外には5人ほどのおばちゃん達のグループのみ。

最前部で前面展望でも楽しもうかと思ったが、おばちゃん達が先頭のフリースペースを占拠してしまっているので(笑)、僕はおとなしく自分の席で過ごすことにする。


しかし「このリゾートみのり」、席に座ると感じるのが異常なほどのシートピッチの広さ。並のグリーン車なんて目じゃない位に本当に広い。

…その割に、リクライニング角度も小さいしフットレストも何も無いのはやっぱり快速列車だから?
と言うか座席自体はJR東日本お得意のアレなんだよな。座面スライドの付いてるヤツ。

車内には新車ならではの香りが漂っていて、それが何とも気分が良い。



…が、ちょっと暑い。

暖房効かせ過ぎだよみのりん。お兄ちゃん暑いってば。


陸羽東線はずっと山間に路線が走っていて、あたりは雪深く、車窓にはまるで墨絵の様な風景がずっと広がる。

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これがきっと、この冬に見る最後の雪景色。

車窓を楽しみつつ、先ほど売店で買ってきた酒を開けることにする。

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青い瓶が見た目にも爽やかな純米吟醸。味もそのイメージ通りに爽やかフルーティな日本酒、と言った感じで、旅先の列車の中で昼下がりに飲むのにイイ感じ。

…ただ、そうは言っても日本酒。飲んでたらなんだか体がポカポカ熱くなってきた。ただでさえ暖房効き過ぎで暑いのに。ビールにしておいた方が良かったかもしれない。


ところでこの「みのり」。車内設備はいかにもリゾート車両で非常にイイ雰囲気なのだが、それにしては車内販売だとか何も無いのが少し気になる。

「ハード面」は十分合格点なんだけれど、「ソフト面」がもう一つ、と言う印象を受けるのは否めないところ。

例えばJR九州の観光普通列車(「あそ1962」とか「いさぶろう」とか)なら、専任の乗務員が乗りこんで色々と乗客サービスをこなしてくれるので、それに較べると幾分味気無い気もする。


いやそれとも、シーズンや土日には色々とサービスがあるんだろうか。

車内にはフリースペースもあるから、シーズンともなれば何かしらのイベントが行われるのかもしれないな。


陸羽東線は、沿線に温泉街だらけ。○○温泉と言う名のつく駅が多く、そういった駅に停車する度に降りる人がいて、乗る人もいる。…しかし車内の乗客総数は新庄を出た時からほとんど変わらない。

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どこかの駅では、近くにSLが置かれていた。


途中、鳴子温泉の駅だったか。最前列の展望席を占拠していたおばちゃん集団が降りて行ったので、「よしキタ!!」とばかりに展望席へ行ってみることにする。





…が。しかし。その瞬間に。







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カーテン閉められたorz




ああっ酷いよみのりん!! みのりんってツンデレなの!? て言うかこれじゃむしろ、デレ要素の全然無いツンツンだよもう!!!(号泣)



仕方が無く自分の席へとすごすご退散…ああ。



鳴子温泉を過ぎると、車窓からはほとんど雪が消えてしまう。やっぱり、春はもうすぐそこまで近づいてきているのだなぁ。そして、僕の今回のこの旅はもうすぐ終わりを迎えようとしている。


17時15分を回った頃、車内には終点の小牛田到着を知らせるアナウンスが流れる。

そしてここで、それまでの停車駅到着では鳴らなかった、あの懐かしいオルゴールの音が鳴らされて驚く。

気動車列車に特有の、あのどこか郷愁を感じるメロディ。昔、子供の頃に乗った高山本線の急行や特急でも聴いた覚えのあるあのメロディ。


てっきり優等列車用の車両(58など)でしか鳴らないものだと思っていたのだが、まさかこの「みのり」の車内で聴けるとは…。



と言うか。

最後の最後でこんなサービスしてくれるなんて。





ツンツンだったみのりんが最後にデレてくれたみたいで嬉(ry




しかし客車の案内放送もだけれど、このテの案内メロディって、ある程度以上の年齢(「国鉄」乗車経験のある世代)にはなぜかこう、胸に来るものがあるんだよなぁ…。


とにもかくにも。17時21分に終点の小牛田に到着。

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みのりん、お疲れ様でした。


この「リゾートみのり」、なんだかんだ言いつつなぜか無性に好きになってしまったので、またいつか乗って旅出来たらイイなぁ。
(その時にはぜひ展望席にw)


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