2012年10月・九州・焼き物と魚と鉄道の旅(12)
2012年 11月 12日 (月) 08:40 | 編集
- 六日目(後編)・旅の最後は白いかもめで -

大満足のペンギン水族館から駅へと戻って来て時間は12時近く。さあ、今回の旅もいよいよ終わりが近づいてきました。

でも僕の旅は最後の最後まで楽しむが鉄則。今回はラストに「白いかもめ」と言う楽しみを用意しておきました。

僕の乗るのは12時20分に長崎を出る「かもめ22号」。

まだ少し時間はありますがとりあえずホームへと行ってみます。するとそこには!!


201210kyusyu126s


国鉄色キハ66・67キターーー!!!


ああ…最後の最後で凄いもの観てしまいました。

いや本当のこと言うとこの前日にも駅の引き込み線の方に停まっているのは見たのですが、まさかこうしてこんな間近で出会えるだなんて…!!


感激…もう思い残すことはありません(感涙)



さて、待つことしばらく。僕の乗る「白いかもめ」がホームへとやって来ました。


201210kyusyu127s


おおおおカッコいい!!!


これが「白いかもめ」こと885系。JR九州の車両、特に特急用の車両ってどれも相当に個性的なフォルムをしていますけど、これはまたその中でも一段と個性的。

真っ白な車体の車両ってありそうで意外と少ないのですよね。それとこの弾丸の様な前面の顔立ちと相まってなんとも人目を引きます。

実際、この車両の写真を撮ったり、また記念撮影をしている人達はたくさんいました。全く鉄じゃなさそうな、普通の観光客でも皆撮っていましたね。

(そう考えると先程の国鉄色キハ66・67の写真撮ってたのは僕だけだった様な)


車体側面には「KYUSYU RAILWAY COMPANY」の文字とつばめのマーク。

201210kyusyu128s

JR九州の特急車両って、前面の顔立ちが特徴的なのは勿論ですが、サイドのちょっとしたところとかもいちいち凝ってるんですよね。


さて、今回はちょっと奮発してグリーン車をチョイス。中へ入ってみましょう。

201210kyusyu129s

木目調をふんだんに使用した客室。壁面だけじゃあなく、床も全て木材ですね。

グリーン車の車内と言うと絨毯敷きと言うのが定番でしたけど、木材と言うのはありそうで無かった感じでなかなか新鮮。


座席は全て革張り。

201210kyusyu130s

どこの重役室だよ!!とツッコミ入れたくなる様な、本革張りのリクライニングソファー。

ただこの座席、見た目は凄い重厚感ありますが座ってみるといまいち安定感に欠ける感。まずリクライニングの止め方がちょっと変わってて、気付くまでに一苦労。

ようやく自分の良い角度で止めてみるも、座っててどうも背もたれが安定していない感じがあったのは否めません。わずかにぐらついた感じがあると言うか。これは残念だけどマイナスかな…。


さて、12時20分。定刻通りに白いかもめは長崎駅を出発しました。非常に静かな走りで、さすがに静粛性を重視する特急車両、それもグリーン車だなぁと感心させられます。

しばらくして車内改札。そしてアテンダントのお姉さんがやって来て、おしぼりとそれにJR九州オリジナルのキャンディーを各席へと配って行きます。

ああ、やはりグリーン車にはこういう付帯サービスが嬉しいですよね。

グリーン車って、単に広い座席を用意しておけばいいとか、そういうものじゃあないと僕は思うんです。普通車指定席と較べてずっと割高な料金取るのだから、座席が広くて快適なのは当たり前。

そこにどんなサービスを付加するか、だと思います。


そう言えば昔、北海道で「スーパー宗谷」に乗った時はウェルカムドリンクのサービスがありました。また、九州でも以前、新幹線が走りだす前に「つばめ」に乗った時もやはりドリンクのサービスがありました。

今回のおしぼりやキャンディーは、それに較べればごくごくささいなことかもしれないけど、でも旅先ではこういうちょっとした気遣いが嬉しいもの。


他社さんも見習ってほしいなぁ…と思うのです。


(個人的に勿体無いと思うのはJR四国。グリーン車の設備は良いのにサービスが何も無いのが寂し過ぎる…平気で四列シート入れてくる東と倒壊はもう手遅れ)


車内で駅弁食べたり、コーヒー飲んだりしつつのんびり過ごす車内。アテンダントさんに尋ねてみるとグッズもあるとのことなので色々見せてもらって、二つほど購入。

201210kyusyu132s

ピンバッジとキーホルダー。

この時嬉しかったのが、グッズとアテンダントさんが取り出した時に、僕に手渡すより先にパッケージの汚れに気付いて、サッと他のと取り替えてくれたんですよね。こういう心遣いは本当に嬉しいもの。

思うにJR九州の凄いところはここなのかと。奇抜で斬新な車両そのものに目が行ってしまいがちだけど本質はそこじゃあないんです。

列車の旅を思いきり楽しんでもらいたいと言う想いから産まれる、サービス精神そのものが随所に行きわたっているんですよね。


列車は有明海沿いに走って行きます。

201210kyusyu131s

思えばこの旅行中、随分とたくさん海を眺めて来ました。佐賀の海中展望塔や七ツ釜、佐世保の九十九島にたびらの小さな漁港、キハ66・67の車窓に映った大村湾、島原…。

こうして旅の最後も海。何気に海に出会う旅だったのかもしれません。


たくさんの旅の思い出を乗せて…白いかもめは14時14分に博多へと到着。そして新幹線に乗り換えて約三時間半、18時前に名古屋に到着し、今回の旅は全てが終了しました。


今回の旅、前半は両親と一緒で後半は自分一人と言う変則的なスタイルでしたけど、でもとても面白い良い旅が出来たと思っています。

また来年もこういう旅を計画しようかなぁ。


Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
comment :
password :
secret : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) 酒と音と鉄旅と。 all rights reserved.
designed by polepole...