「ONCE A FOOL,…/高橋幸宏」。
2009年 04月 19日 (日) 09:30 | 編集
幸宏さん再発ラッシュの中から、最近気に入ってずっと聴いている一枚。


「ONCE A FOOL,…」。

ONCE_A_FOOL

#1. 遥かなる想い
#2. 冬のシルエット
#3. Providence(素晴らしき幻想)
#4. 仕事を終えたぼくたちは
#5. ONE MORE CHANCE
#6. SAILOR
#7. I SAW THE LIGHT
#8. 昆虫記
#9. 泣きたい気持ち
#10. 今日の空
#11. STAY CLOSE
#12. BETSU-NI
#13. STAY CLOSE(Weirder World)

オリジナル発売は1985年。ポニーキャニオン移籍第一弾のアルバム。



幸宏さん再発ラッシュの中でも、EMI時代のものが先に発売され、この作品含むポニーキャニオン時代のは少し遅れてリリースされたのだけれど、EMI時代のものもまだ全て聴き終わっているワケじゃあ無いのに、なぜこの作品を先に聴いてみようと思ったのか。

それは#10の「今日の空」が入っていたからに他ならない。

心優しい男が好きな女の子に何も言えないままそっとただ見守ると言う、情けなくも切ないラブソングと言う幸宏節全開な名曲、この曲が聴きたかったからだ。


…もっとも、なんでこの曲を知っていたのかと言えば、ニコ動で初音ミクさんが歌っているのを聴いて知ったのだと言うのが実になんとも(爆)
cmmzさんと言うHMO関連の凄腕うP主さんが過去に作られているので、興味ある人は探して聴いてみよう。


さて。このアルバムなんだが、これが聴いてみたら全曲イイ!! 

#1のインストからもう切なさ全開で、その雰囲気のまま幸宏さんのヴォーカルがしっとり入って来る#2と、この導入部の流れだけでもう名盤の香りぷんぷん。

個人的には#3「素晴らしき幻想」が大好き。悲しげなメロディにアップテンポなリズム、それに幸宏さんの甘いヴォーカルとが凄く合っていて、導入2曲からの切ない雰囲気を大事にしながらも、この曲でテンポが変わることで一気にアルバムの世界観が広がって行く、その感じがとても素敵。


作品全体としては、EMI期みたいな現代進行形のポップスに通じる音では無く、アルファ期の作品とどこか共通した雰囲気のある、ちょっと陰のある、憂いを感じさせるサウンドが印象的だなぁ、と。

日本語詞の切ないラブソング多数収録と言う意味でも、アルファ期の名盤「薔薇色の明日」の発展系的な作品だと言えるのかもしれない。

何にせよ、EMI期の作品だとかに出会う前にアルファ期の作品を散々聴き込んだ僕の耳には凄く良く馴染むなぁ、と。おかげで今度はこのアルバムばかり聴いてしまって、未だに肝心の新譜を一回しか聴いていない始末w


ちなみにこの再発盤の「ONCE A FOOL,…」、#11~#13はオリジナルには未収録のボーナストラック。シングルでしかリリースされていないトラックなので、これが聴けるのは結構貴重かも。

特に#11「STAY CLOSE」は過去のライブなんかでも演奏されたことのあるトラックで、幸宏さんらしいエスプリの効いた洋楽ロック的な香りを漂わせながらも、同じコード進行の繰り返しで7分以上も続く曲構成と、実験的要素も感じさせる曲。

個人的には、アルバム「WHAT ME,WORRY?」収録の「サヨナラ」の流れを汲む、幸宏流ミニマルの一つの形なんじゃないか?と思うのだが。


Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
comment :
password :
secret : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) 酒と音と鉄旅と。 all rights reserved.
designed by polepole...