名鉄築港線のダイヤモンドクロッシング。
2013年 05月 01日 (水) 23:16 | 編集
こないだの休みの日、夕方から名古屋へ出かける予定があったのでついでにちょっと足を延ばして名鉄築港線に乗って来ました。

この名鉄築港線、常滑線の大江から東名古屋港へ向けて一駅だけ伸びている支線で、いわゆる盲腸線と呼ばれる類の路線ですね。

こういう盲腸線ってなんとなく心魅かれるものがあって前々から乗りに行きたいなぁ…とは思っていたのですがなかなか行けず…。

と言うのも基本、朝と夕方しか列車が走っていない為になかなか乗りに行こうと思っても行けなかったりするんですよね。でもこの日、どのみち夕方に名古屋へ出なくちゃいけないのでこれはチャンス…とばかりに乗って来ちゃいましたw


さて、築港線の起点は上に書いた様に常滑線の大江。

で、常滑線のホームから築港線のホームへ行くには一度改札を通る必要があります。

20130428tikko_00s

見ると、「当改札口は東名古屋港駅の出場用改札口です」とありますね。

駅の中に、それも同じ鉄道会社の線同士なのに改札があるなんておかしい…と思われるかもしれませんが、これは終点の東名古屋港に改札機能が無い為、大江でそれを代行しているんですね。

実はこのテの一駅だけの盲腸線にはこういったケースがしばしばあります。例えば東武鉄道の大師線とかJR西日本の和田岬線なんかがそうですね。


さて、この築港線。

一昔前は名鉄全線見てもこの路線にしか走っていないと言う珍しい旧型車両が走っていたり、またその後もずっと釣り掛け駆動の車両が走っていたりと車両趣味的になかなか面白いことになってたのですが…現在はごくごくノーマルな車両が走っていますw

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今、主力として走っているのはこの5000系。本線系統でもしばしば見かけるステンレス車両。名鉄車両の中でもかなり新しい部類ですね。

名鉄と言えば長らく赤い電車と言うイメージでしたが…これも時代の流れですね。

しかしこの築港線を走る際は車両に元々搭載しているLEDの行き先表示では無く、「大江⇔東名古屋港」の大きな行き先表示板を前面窓に装着しているのが変わっています。


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車内はこんな感じ。オールロングシートですが、清潔で明るく、いかにも最新の車両といったイメージですね。


ただ…実を言うとこの5000系、完全な新造車では無いんですよね。車体こそ新車なものの足回りは廃車となった別の車両のものを流用…と言う、名鉄お得意の例のパターンで造られた車両だったりしますw


さて、大江の駅を出ると列車はゆっくりと走って行きます。線路はほぼまっすぐ。臨海工業地帯と言った雰囲気の中をゆっくりと走ります。

なにぶん一駅だけで距離もほんの1.5キロとかそんなものですからスピード出す必要もありません。のろのろ運転でゆっくり…だけど大江を出てほんの3分もしない位で東名古屋港に到着ですw


これが終点の東名古屋港駅。

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大江からたった一駅だけだけれど、それでも物凄い終着駅感があります。なんだろうね、別に人のいない田舎とかそういうロケーションでも無いんだけれど妙な寂寥感があると言いますか。

もっとも、この日は日曜で人がほとんどいなかったから…と言うのもあるかもしれません。

始めに書きましたがこの築港線、基本的に朝と夕方しか列車が走っていません。と言うのは利用客は東名古屋港近辺の工場や会社へ勤める人達がほとんどなので、昼間は利用客がいないんですよね。

従って、会社が休みとなる日曜・祝日も利用客はほとんどいない模様…。


終着駅ではあるのだけれど、線路は終わっていないんですよね。

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駅を出てずっと向こうの方へと続いています。この線路、そのまま名古屋港大江埠頭の方まで続いているらしいですね。


さて、この築港線に乗りに来たのには目的があります。単に盲腸線に乗りたかったからだけじゃあありません。この路線には鉄道好きなら是非とも見ておくべき物があるんですよね。





それがこちら。


20130428tikko_09s


これぞ築港線の名物・ダイヤモンドクロッシングです!!


何かと言うとこれ、線路と線路とが平面上で直角で交差しているんですよね。線路同士が交差するのは勿論珍しいことでもなんでもありませんが、でもこういう形の交差って実はほとんど見られないケースなんですよね。

日本全国でもほんの数ヶ所しか無かった…ハズ。それも路面電車じゃあない、こういう普通の線路同士の交差はもう他に無いのでは…?


交差部分のアップ。

20130428tikko_11s

線路と線路が交差している、ただそれだけのことなんですが、見れば見る程になんとも不思議な味わいのある、そんな構造物に思えて来ます。

ちなみに先程、列車に乗って東名古屋港へ来る際にここを勿論通ったワケなんですが、その時にはなんとも言えない独特の音がします。

通常のジョイント音とは明らかに異質の、ガコン!!と大きく揺れるかのような音。それが一回聴こえた後で今度は自分の乗っている位置よりも後ろの車輪からエコーの様にガコガコッ…ガコッ…と響き渡って来ます。

興味のある方は是非一度乗ってその音を体感してもらいたいですね。


ちょっと斜めの角度から。

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写真で見て左右に走っているレールが名鉄築港線のもので、上下方向に伸びているのが名古屋臨海鉄道東築線のもの。この東築線、車両輸送の為の線なので普段は何も走っていません。その為なのか立ち入り禁止の札が立っていますね。

せっかくのダイヤモンドクロッシングなので、平面交差上で列車と列車が行きかう様だとか見てみたいとは思いますがこの築港線では無理そうですね。なにしろ東築線に列車が走ることはごく稀だし築港線自体も朝夕しか列車走ってないですし…w


と、そんなちょっと変わった鉄道構造物見学のショートトリップでした。

今回のこの小旅行(て程のものでも無いですが)ダイヤモンドクロッシング自体に興味が湧いちゃったので今後の旅行のテーマの一つに加えようかなぁと思ってます。


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おまけ。


大江駅にてこんな二枚のポスターを見かけました。


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…名鉄始まり過ぎだろwww

さあ目指すは東武鉄道の姫宮ななちゃんだ!!


Comment
この記事へのコメント
「ロコ・モーション」から少し鉄道に興味のあるみなみですw
ツイッターでちょくちょく見かけて気になっていた「ダイヤモンドクロッシング」、これだったんですね。線路が交差して安全性とか大丈夫なの、といろいろ気になりますがこれはユニーク。
盲腸線と言う言葉も初耳なら、一駅だけのために改札があるというのも初耳。
鉄道って不思議なことがいっぱいですね。
2013/ 05/ 09 (木) 06: 17: 34 | URL | minayuta # 22hNL7Yc[ 編集 ]
>minayutaさん
ダイヤモンドクロッシング、線路と線路が直角に交差してるんだから凄いですよね…。
この築港線に関して言えば名鉄側は朝夕しか列車通らないし、臨海側はほとんど列車通ることが無いので安全面の心配はなさそうですw

鉄道は面白いことだらけですよ。なのでハマるともう抜けだせませんw
2013/ 05/ 09 (木) 07: 12: 55 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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