変わりダネの上善如水。
2013年 06月 10日 (月) 23:19 | 編集
このところずっと、このブログの酒日記はワインばっかりだったんですが今日は久々に日本酒なんぞレビューしてみようと思います。

それと普段はいつも、飲んだ翌日に書いてたのですが今回はつい今しがた飲んだお酒の感想…と言うことで若干酔っ払いながら書くのでどうなっても知りません(え


さて、僕のお気に入りの日本酒で「上善如水」と言うのがあります。新潟県の白瀧酒造さんのお酒でいかにも新潟のお酒らしく淡麗でスッキリ。まるでクセが無く、でも味わい甘やかで非常に香りが良くって…。

最近は日本酒だともう、あれこれと試すのが面倒になってひたすらこればかりを飲んでたりする…と言う位に好きなお酒だったりします。


今回はそんな「上善如水」のちょっと変わりダネをチョイス。


まずはこちら。「上善如水 白こうじ」

sake20130610_01s

その名の通り、白こうじを使って造られた上善如水。白こうじは焼酎の醸造なんかには使われるのですが、通常、日本酒は黄こうじを使って造られるのが大半なんですよね。


こんな可愛らしいフクロウのラベリングが特徴的。

sake20130610_03s

「白こうじで日本酒革命」とありますが、一体どのように違うのでしょうか?


さて、杯に注いでみると色はほぼ無色透明でサラリとした感じ。注いで見た感じでは普通の上善如水とあまり大差は無さそうですね。

香りはほんのりと甘い吟醸香。そんなに強い香りではありません。香りそのもので言えばノーマルの上善如水の方がハッキリしているかも?

どちらにせよ、この時点ではこのお酒ならではの個性と言うのはよく分かりません。


これが口に含むと…おお、通常の上善如水とはまるで違いますね。口いっぱいにとにかく、甘酸っぱくジューシィな味わいが広がります。この甘酸っぱさは今までの上善如水には無かったもの。

上善如水と言えば、その名の通りまるで水のようにさらりとした味わいが特徴でした。それは淡麗で何のクセもなく、でも非常に甘やかで…言うなればまるで上質の砂糖水の様な、そんな上品で甘くサラリと溶ける様なお酒。

それに対してこちらの「白こうじ」は果物の様な甘酸っぱさが印象的ですね。いわゆる日本酒のイメージとは一線を画するフルーティな味わい。

13度前後と日本酒にしては度数が低めなことも相まって、これは非常に飲みやすい日本酒と言えるのではないでしょうか。

日本酒用の杯ではなく、ワイングラスやシャンパンフルートに入れて傾けてみるのも小洒落た感じでなかなか良いかもしれませんよ?


続いてこちら。「熟成の上善如水」。

sake20130610_02s

こちらも杯に注ぐと色はほぼ無色透明。ただ、幾分トロリとしているのが分かります。先程の白こうじに比べて、またノーマルの上善如水と較べてもやや粘性が高めに見えます。

香りはほとんどしませんね。よくよく嗅ぐとアルコールっぽい感じがありますが…いわゆる吟醸香の様なものはあまり感じられません。


口に含むと…うん、ピリリと辛い。舌の上にしっかりと辛味を感じます。そしてしっかりとしたコクと骨格の太さとがあるのが分かりますね。

先程の白こうじが日本酒としてはかなり甘口だったから…と言うのもあるかもしれませんが、とにかく辛い。ノーマルの上善如水と較べてもハッキリ辛口のお酒だと分かります。

甘さが抑えられていてドライな印象を受けるんですよね。

と言っても決して痩せた様なところはなく、むしろボディは太いし米本来の旨みなんかも凄くしっかりとしています。それでいていわゆる日本酒臭い様な部分はまるで無く、クセの無い味わいですっと馴染むのはさすが上善如水ならでは。


口に含んで飲み干す時に、まるでメロンの様な上品で良い香りがふわっと抜けて行きます。杯から吟醸香をハッキリ感じるタイプのお酒では無いのですが、この、飲み干す時に感じられる香りが非常に心地良いですね。


「白こうじ」も「熟成」も、どちらも上善如水ならではの良さを感じさせつつも、従来のそれとは違う美味しさを追求している新しいお酒と言う感じでどちらも非常に良いですね。


日本酒飲む時にはあれこれ器もこだわりたくなってしまうのですが…今日はこんな杯で。

sake20130610_00s

底部分がやや高くなっていて、その中に色とりどりのガラスが埋め込まれている杯。お酒を注ぐと色ガラスが反射して周りの透明な部分に映って…それが綺麗なんですよね。

気温も湿度も高くなってくるこの時期にはやっぱり、陶器や漆器よりもこんなグラスの器の方が似つかわしいと思います。

ちなみにこの杯は何年も前に、ひたちなか海浜鉄道乗りに行った時に那珂湊の町中で買ったもの。

僕が日本酒飲む時に使っている杯のほとんどは旅先で買ったものだったりするので、それを使いながら飲んでいると旅の想い出なんかも色々と思い出して…なんだか懐かしい様な楽しい様な不思議な気持ちになったりします。


そんなのも日本酒を飲む時の楽しみの一つ…ですよね。


Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
comment :
password :
secret : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) 酒と音と鉄旅と。 all rights reserved.
designed by polepole...