気まぐれディスクレビュー・電気グルーヴのアルバム。
2013年 06月 24日 (月) 23:13 | 編集
ハイ、では一ヶ月に一度あったり無かったりする実に気まぐれ的音楽レビュー(?)なコーナー行ってみましょうか。


今回取り上げるのは電気グルーヴのアルバムを三つほど。まあ、電気グルーヴと言えばテクノとかその辺の音楽が好きな人なら知らない人はまずいないと思いますが。

実を言うと電気グルーヴ、昔からアルバムは幾つか持ってたんですが、でも昔はそれほど好きでも無かったんですよね。と言うかある意味では嫌いでしたw

なんだろうなぁ。音楽的には良いなぁと思うもののちょっとベタ過ぎる・下世話過ぎると感じたりだとか、あのキャラクター性があまり好きになれなかったと言うか。

まああとは、あまりに周りが「良い」と言っているものは逆に素直に良いと思えなくなってしまう天の邪鬼的な僕の性格の問題があるでしょうし、あとは電気グルーヴ自体が…と言うよりは彼らの追っかけが嫌いだったと言うのは凄くありますw

実際ね…卓球がスピンすると言うだけでイベントが激混みになったりとかね…当時はそういうのにほとほと辟易していたもんなぁ。


まあ、そんなもろもろはあるのですが、何年かぶりに棚から引っ張り出して、先入観全て取っ払って聴いてみたら…あら、凄く凄くいいじゃない!!

なんだろうね。この一周回って凄く良く思える様になった感と言いますか。

実際、テクノ一番ハマって聴いてた頃って例えばドイツのKANZLERAMTだとか、そんな感じのダークでディープで綺麗なテクノを好んでよく聴いてたんですよね。

そういう耳からすれば電気グルーヴの音が下世話に聴こえてしまったのは無理の無いこと。だけどテクノとの関わり方を一歩引いた感じで聴ける様になって、その耳で改めて聴いてみたらとても新鮮、とても良いです。


さて、そんな電気グルーヴのアルバム、よく聴いているうちの一枚目がまずこれ。

93年発売の「VITAMIN」。

denki_vitamin_s

本当に「ビタミン剤」みたいなパッケージがなんとも印象的w


電気グルーヴって、このアルバムから本格的にテクノ的な路線へ移行したんじゃないかなって言う作品ですね。実際それまでの作品は音にテクノ的な要素はあっても、コミックバンド的な雰囲気の方が強かった様な…。

まあ、僕はそれ以前の作品は持ってたか持ってなかったか覚えてないし、仮に持っていたとしても多分ほとんど聴いてなかったと思いますが。

ちなみに僕は彼らのアルバムではこの作品が一番好きです。テクノ好きならばこれをベストに上げる人も未だに多いんじゃないかなぁ?

コミカルな雰囲気の歌モノも幾つか入っているのですが、でも音が完全にテクノ。303系統のうねる音だとかがたまりません。


このアルバムでとりわけ有名なのは7曲目の「Popcorn」。電子音楽クラシックとして有名なガーション・キングスレーの名曲のカヴァーですね。

この「Popcorn」のカヴァーは初めて聴いた時も物凄く衝撃を受けたのですが、今になって聴き直してみても凄くカッコ良い。

これぞテクノ!!と言わんばかりのピコピコしたシンセ音と303系のうねる低音、それに後半から入るストリングスの流麗な上音…。

機材や音色には確かに93年と言う当時の匂いを感じはしますが、だからと言って全く色あせた感じは無く、今聴いてもなお新鮮な輝きを放っています。

ラストの空間的な終わり方だとかにYMOのライディーンに似た雰囲気を感じるのですが、それはきっとカヴァーを手掛けた砂原さんの趣味が色濃く出ているのかな、とw


続いて94年発売の「DRAGON」。

denki_dragon_s

前作「VITAMIN」の1年後に出たアルバム。この作品は前作以上にガチなテクノですね。

歌モノとインストの割合がだいたい半分ずつ。歌モノの方はやっぱり相変わらず、結構コミカルな雰囲気を残してはいるのだけど、音は本当にテクノしてます。

で、インスト曲なんかを聴くと前作よりも非常にクラブライクなテクノと言う印象を受けます。キックや低音が強化されているのでしょうか。

このアルバムも「VITAMIN」に負けず劣らずの名作。VITAMINよりもこちらの方がよりストイックな印象も受けます。もしかするとテクノ好きにはこのアルバムが一番ウケが良いかも?


そしてこのアルバムと言えばラストに納められた名曲「虹」。テクノの名アンセムはたくさんあるけれど、この曲も間違いなくその中に含めて良い曲だと思います。

いや、テクノ…と言うよりはテクノ的歌謡曲と言った方が良いのかもしれませんが。

でも「虹」と言えば昔、マイク・ヴァン・ダイクがリミックスしたヴァージョンなんかもあったんですよね。あれはガチなフロア向けキラートラックでした…ああいう曲がかかるパーティでまた踊りたいものですね(懐古厨)


それから97年発売の「A」。

denki_A_s

このアルバムは前二作に較べるとテクノ色は低め。と言うか、テクノ色は強いんだけれど、それ以上に色々な音に挑戦している感があります。結構実験的と言えるかも。

あの有名な「SHANGRI-LA」が入っているのがこのアルバム。あの曲自体はテクノ…と言うよりもかなりストレートな歌謡ポップスと言う感じなんだけれど、他の曲は結構やりたい放題色々やってますw

ただ、実験的なのはいいけれど、そのせいでアルバムとしての方向性・カラーがイマイチ定まってない様な気がするのは否めないかも。

これは個人的な印象なんだけれど、捨て曲が多いかな…と言う気がするのと、ラストがイマイチ締まらないなぁ…と言うところがあって前二作と較べると完成度は低め。


物凄く良いなぁ…と感じる曲も幾つか入っているんですけどね。1曲目の「WICKED JUMPER」なんかは途中のリズムが入ってアップテンポになる辺りの展開カッコ良くてゾクゾクしますし…。

あと5曲目の「PARACHUTE」とかいかにも砂原さんらしい空間的な音の響きが聴いてて本当に本当に気持ち良いです。


砂原さんと言えば、VITAMINの6曲目「Stingray」なんかもやっぱり上音の響きが気持ちいいんですよね。そう言えばこの人のライブを数年前のワーハピで観たのですが、そのライブも本当に気持ち良かった。

草の上に寝転がって、空見上げながら聴いているとなんとも言えない…気持ち良いライブでした。

と言うワケで今更ながら砂原さんのソロも聴いてみようと思い立って、アルバムを2作品ほどアマゾンで取り寄せていたりもしますw


さて。電気グルーヴなんですが実はここ数年で結構アルバムだとか出している様です。が、それらは全く買ってなかったりします。

僕が持っているのはオリジナルアルバムでは2000年のVOXXXが最後。それ以来は全く買ってないですね…今後買って聴いてみるかどうかも今のところは未定ですw


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